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ここ一週間ほどべそべそになってたけど、おすすめされた『ニモーナ』を観たらすこし気分が晴れた。
「普通の人」たちから注がれる恐怖・疑念のまなざしや、「素朴な疑問」として繰り返される存在の否定に傷つき追いたてられるひとびとへ向けて、まっすぐに手を差しのべてくれるような作品。
正直、かなりストレートにメッセージを投げかけてくるね!?ってびっくりもしたけど、(言葉の綾ではなくそのままの意味で)ひとの命がかかってる現状において、このストレートさは制作陣の断固たる意思表明なんだと感じられて頼もしかった。
ラストシーン、主人公・ニモーナが自分を敵視するキャラクターと対峙する際に「物語を書き換える」と宣言するのがとても、とてもよかった。
社会に深く根づいているマジョリティがつくり出した「物語」をひき裂いて燃やし、残った灰はゴミの日に出せ。世界を永遠に変えよう。

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