大学病院勤務の医師の給料を思いっきり上げてくれ。あんなにハードワークでしんどい業務にあたり、なのに収入は少なく合間合間にクリニック等でバイトまでして無茶な生活をしている医師がたくさんいる。
大学病院に勤める看護師の知り合い曰く、大学病院で医師が働くのはボランティアみたいなものだと。善意でやってくれていると。

これは自分が観測できる範囲内の話にはなるが、大学病院の医師たちは確かに「優しい」。それじゃ儲からないだろうと心配になるくらい、なるべく患者に金銭的負担がかからないように色々と配慮し、患者の予定に多少無理をしてでも合わせ、他病院で渋られる検査などをどんどん引き受けてギチギチなスケジュールで働いている。そういう「優しい」者でなければやっていけないのだとしたら、「善意」に付け込んだとんでもないやりがい搾取。そうでなくても搾取。

決してクリニックの医師が悪いとか搾取されてないとか言いたいのではなく、大学病院の医師が給料分を遥かに超える働きをしなくては回らない構造について今回はピックアップしています。
また、こういう体力気力にものを言わせた無理な働き方を求められる以上、それに「適さない」と判断され排除される属性が出てくるのは当然と言える。