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澤が目を覚ましたら、自分の部屋なのに違和感しかない。なんだ?って思いながらいつものように顔を洗いに行こうとドア開けたらコンクリート打ちっぱなしの壁があってドッと汗がふきだす。夢でも見てるのかとカーテン開けると窓の外もコンクリート打ちっぱなしの壁。朝日と思ってたのは窓のさんに取り付けられてる間接照明。いつここに運ばれた?って記憶を遡ろうとするけど全く思い出さない。ここは何処なんだ、一体誰がと思いながら、窓辺に置いてあるデスクを見れば学校で使っていたファイルがある。自室から持ってこられたのか?と思いながらファイルを開くと、中身は白紙でゾッとする。デスクの上のファイル全て開くが全部同じ白紙が入ってるだけ。本を開くと本は表紙だけで中は真っ白。流石に気持ち悪くなり本を投げ捨てる。「何なんだ」って呟くと、それに反応した様に壁の一部が開き、聞いたことのある声が「おはようございます」と声をかけてきて、はっと見ればヒーローコスチューム姿の心操くんが。その姿を見て、澤が漸く帰っている時に背後から声をかけられ意識がなくなった事を思い出す。

っていう敵心操に監禁されたヒーロー澤の話

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