インボイス制度に反対するマンガ家と編集者の有志の会が、連休にイベント開催中の東京ビッグサイトでインボイス制度反対の請願署名を集めるのだと。その行動を、あのくりした善行と「共に実施」するのだと。
https://twitter.com/inedicomi/status/1777709840099627398
一昨年の日比谷の反対イベント、あれは別の団体の主催であったけど、あのとき以来たびたび頭に浮かぶ疑問がある。「例えばもし仮に杉田水脈が『インボイス制度とめてあげます』って言ったら、あんたら杉田にのるんですか?」。
くりしたという人物と「共に実施」することは、それに近いものがあると個人的には思う。
この会がよく考えずにこの選択をしているのならうかつだと思うし、よく考えてこの選択をしているのならこの会は私にとってはブロック対象だ。
このツイートを見るひとがくりしたのしてきたことを知らないとしてもしかたがない。
でも、かつぐ側は話がまったく違う。個人であれ有志の会であれ何であれ、こういう人物をかつぎあげてしまう側はその責任を免れ得ない。
(その点では、そういう人物をかつて参院選で候補として公認しておきながら、数多の指摘に沈黙を貫いた立憲民主党の罪は重いったらない)
私は最近はもうインボイス制度反対の活動を何もできてないけど、常にインボイス制度に反対だし(そもそも日本の消費税自体滅したいし)、ずっと反対の活動を続けていることそれ自体はすごいことだと思う。
けどこの行動は、「インボイス制度がなくなるなら、弱い者への誹謗中傷は見逃します」というメッセージになり得るものだ。そんなのは、私は望まない。
生存のために自分の身を第一に考えるのはもう避けがたいことだけど、それと引き換えにするものができるだけ少なくあるようにしたい。それを100%通すのはきっと無理だけど、できるだけそうありたいと望むことはしていたい。