イオンシネマの件(ひどい投稿に言及するので念のため)
朝いちでくらった「看護師の立場から言います。映画館スタッフを危険にさらさないで!」の長いスレッドや、それを引用したFIRE済み(プロフィールより)障害当事者の「以前(具体的な場所)でスタッフに車いすを押してもらい転倒し、そのとき負った障害の影響が今も続いています。障害者は(車いすを転倒させないための)自衛が必要です」の衝撃がすごくて、比喩でなく涙が出た。家にひとりだったら号泣してたかもしれん。
人権のことや「合理的配慮」のことを十分に知らされず、また自ら知るためのリソースを奪われている構造というのがあるとはいえ、あったとしたって、他者に権利の侵害を甘受しろと迫るようなことを公共の場で平気で発してしまえる社会、きつい。
企業における「合理的配慮」の実現を真摯に論じるにあたり、その一側面としてスタッフの安全性に言及するということはあり得るだろう。でもこれはそういうのじゃない。
マジョリティが社会のことを考えることから逃げたい、何らの罪悪感や責任を負いたくない、経営者面できる強者感を味わいたい……その動機は想像するほかないが、己のためなら他者を脅かす言説を支持することを厭わないし、厭わないことを隠しもしないという……。