ザ!世界仰天ニュース
命をかけた赤木ファイル“文書改ざん”の謎
日テレ
1月9日(火)放送分
1月16日(火)20:59 終了予定
https://tver.jp/episodes/epo8b41mdg?p=3357
見た。とてもよくまとまっていて、すごかった。
公文書改竄をさせられたあと心身に不調をきたす赤木さんの様子を撮影した実際の動画、赤木さんが亡くなった翌日家に来た近畿財務局部長の実際の音声なども入り、この件の極悪ぶりを際立たせている。
すごいだけに、「これがなぜ、当時報じられなかったのか」と心底思う。
この番組では官僚の「忖度」を追及しているが、マスメディアもその「忖度」に加担してきた一員だったわけで。
冒頭の街頭インタビューや最後のスタジオコメントで流されていた「こんなことが起こっていたなんて」「許されることではない」「こんなことが許されるんだっていう」みたいな声を今、2024年に存在させてしまっているのは、マスメディアの罪でもあるんだぞ、そこわかってますか日テレ、とは思った(日テレだけじゃないけど)。
テレビ局において「忖度」をする層と、こうした番組を実際につくっているひとは違って、それこそ佐川と赤木さんのような構造上の問題、権力勾配があるのだろうけど。
なお、TVerで見ると、ところどころ「権利上の都合で配信できません」が出てきて、理解を妨げた。あれ、新聞か何かを写したところなのかな。
「国の開示資料がのり弁だった」の説明のくだりでも、画面が暗くなり「権利上の都合で配信できません」と出てきて、ちょっとげんなりした。
あと終盤、昨2023年7月7日に神戸に参院選の街宣に来た安倍に雅子さんが手紙を渡したという描写があり、「CMのあと、その実際の映像を……」とナレーションが入っていたのだけど、配信では実際の映像は入っていなかった。そのあと、スタジオコメントに映るあたりもちょっと不自然で、カットされているところがあるんじゃないかな。
……と思って検索したらやっぱりカットされていたらしい。
最近はテレビで放送した内容をYouTubeでも配信するようなケースもあるけど、配信はいかようにでもカットできてしまって、そのことが明示されなければわからない。こういうことについてもめちゃめちゃ思うとこある。