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『ブロンコ・ビリー』観た

西部劇ショーの一座と訳あり女性がすったもんだのドサ回り。時代遅れでも苦境にあってもあくまでも西部のヒーロー魂を貫こうとする男、これがイーストウッドの自己像とも重なるのかなと思うと、大変興味深いし哀愁が漂いまくる。この哀愁、人生再生のドラマとしてなかなか面白くて。好きなものになれるというのがいいじゃない。それは男でも女でも同じ…という話になる(というか、女から語られている)のに、その後はさらっと流されてしまうので残念。アントワネットがビリーに落ちる最後の一押しに関わる話なのに、なんか雑でもったいないよね。
ラストもなんだかんだと多幸感に溢れてていいよね、と思うと同時に、アメリカ国旗の下に輝かしい自己実現と愛と仲間!という図がばばーんと提示されている事におおぅ…ともなる。面白かった。

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