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『プロジェクト・ヘイル・メアリー』読んだ うわー面白かった!!!そしてまさか泣くとは思わなかったよ、しかも何度も…。事前情報を入れずに読んだのも良かった。尻上がりに面白くなる!仮説と実験と惨事の繰り返しを、科学の心と臆病者の勇気で突破していく、アツい希望のSFだ。よい、よい、よい! 

読み始めはSFミステリーな趣があったのが、宇宙規模の感染症の話になり、それがまさか知的生命体との邂逅になり、さらには激アツな友情の話になるとは思わず。本当に面白かったな~。いやー、良いね。

ロッキーとの関係を構築していくやりとりと問題への挑戦がワクワクで楽しいし、平行して描かれる過去の謎解きも面白かった。『火星の人』でも同様の、絶望的な状況なのに暗さがない、それは科学の心とユーモアがあるから。そしてその中にも、ふとした感情が描かれているから、共鳴して涙ぐんでしまうんだよね。気候学者が顔を覆って泣く描写が最初にとても印象に残った。主人公が教師なのも最後に効いている。将来への期待と責任感。そう、全員善人なのも良い。当然ロッキーもだ!
しあわせ!しあわせ!しあわせ!

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