ゴッホがテオに「謝らなかった」理由、
これすごい難しかったんだろうなって。
一般ストーリー?というか現代価値観だと勧善懲悪が「ヨシ!」とされるので、
「自分の落ち度に対して非を認め謝罪する」を行うこと、行えることを、「ヨシ!」とする場合が多いと考えています。(私個人もそういったパターンの方を「ヨシ!」と感じてしまう感覚があるというのもありますが;;)
こっからは大分メタな視点も入ってしまうのですが、、、
しかしながら今回のモチーフであった「ゴッホ」と「テオ」に関しては、近代の人物であり、人柄や関係性に関してもかなり研究が行われている存在になっていると考えます。
さて、そういった「かなり研究されているモチーフ」に関しては「この人物だったらこの時にこのセリフを言うだろうか?」の検討が、すっごい難しいのではないかと推測しました。
ゴッホとテオの関係性を描き切って、「ゴッホがテオとの契約不履行に関して、テオに対して謝るかどうか」の話題、「謝ると思う」で簡単に済まないじゃないこれ!!!どう考えても!!!!!
型月解釈的に、テオとゴッホの関係性に関しては、
(史実的にも)ゴッホは狂気を発しているしなぁとか思いつつ、
ゴッホのテオに対しての感情、
画の才と腕はドヤ顔をして私の方がすごいぜって言い張るくせに、それ以外が何一つできないし敵わないから頭が上がらんし、なんなら最後に契約ブッチした負い目あるしでこんがらがりまくってたんやろなって。尚兄弟としての、親族への愛的なのも存在すると思われる。
逆にテオからゴッホへの感情もまたクソデカ感情で、
画の才と腕はどんなにやっても兄には敵わない。でも兄に対して親族として親愛があるし兄の才を世に出したい気持ちもある。唯一の怨みは契約の不履行、、、というか、契約不履行に焦点を当てないと現世に留まるのが難しいというアレもあったと思われる。クソデカ感情がデカくなりすぎて世界巻き込んじゃったと。。。