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きはらさんのおっしゃること、よくわかる

私の地方でも議員と言えば自民党
自民党以外はうさん臭いものとして見られる傾向が強い

とにかく自民党が家庭の台所のことまで知るぐらい深く地方の社会に食い込んでいることは確かなんです

どんなに共産党の議員が地域のために尽くしていてもそれはなかったこと、透明になってしまうばかりか反感の対象になる

良い悪いではなくてそういうものとして地方はある

もう亡くなってしまいましたが、私には自民党と共産党両方の町会議員の親族がいました

それをつぶさにみていて思うのだけど、どう見てもよく政治を勉強していて人格高潔だったのは共産党の伯父だったにもかかわらず、そういった事は地方政治には求められていないかのようだった
逆に言えば、少しの事で足元を掬われるために伯父は高潔でなければならなかったとも言えます

私はその伯父と親族であることを職場などで公言しないよう、家族に必ず一言言われたりしていました
その伯父を慕っている人間であってもそうした注意を受けます

共産党(や自民党以外の政党)嫌いはほとんど生理的な嫌悪なのでしょう
議会で何を提案してくれたか、またどんな活動をしているかを見るのではないようなのです

自民党の議員は、子供の野球チームのコーチ、商工会の会長、区長など、生活に密着する形のポジションについてから、議員になることが多い

かたや共産党は病院を立てたり観光や箱ものの誘致にばかり注視する自民党が「しない」福祉方面で力を発揮している

私は共産党員だった伯父夫婦に可愛がられて育ちましたから、自民党には強いアレルギーがあります
10代に見聞き、体験したことだけでも自民党嫌いになるのには充分でした

そのため故郷ではのびのびと生きられないという思いが今になるまで強いです

それは故郷を離れた一因でもあるし、実家で暮らすことを困難にするであろう原因の一つでもあります

しかしそれもあくまで私一人の体験と志向で、地域の共同体は私が幼いころからずっと自民党を受け入れてそのやり方で暮す人々によって運営されている

良し悪しではなく

悪いと言ったところで何もできない

故郷には自民党がという以外にも土地の「だんぽ(旦那さん)」と言われる有力な家系があって、他人の家の中で起きていることを偵察に来るよその家のおじさんというのがいました。ゴシップを収集し、ことあればあることないことを吹聴して歩く人が少なからずいて、父もかつて私たち姉妹を大学にやったことで中傷を受けて一升瓶を下げて変な噂をふりまかないように「だんぽ」であるおじさんに頭を下げに行ったことがありました。

今はどうなっているか知らないけれど、故郷の家族からはいまでもずいぶんひどい話を聞きます。

これで田舎に住もうと思える方がどうかしていますが、私は農業をやりたいし両親の家に住みたいとも思っている。

田舎の人間関係の困難さ(中にいるものにとっては困難ではない)がそれを阻みます。
ムラの一員として認めてもらい円滑に暮らすことが非常に難しいと思われてしまう
わたしは精神障害を患っているしいったん東京に出て帰って来た女性でしかも結婚していないいわば「変人」ですから、地域社会では「異端」なわけです

そう考えていくと、私が故郷の両親の家に住むことは、現実的ではないように思えてくる

仙台の街中に独りで気楽に住んでいても、ここまで書いたこととそう変わりのない「自民党以外はひとにあらず」とでもいうような傾向は強く感じます

私は今、障害を持ったことでやっと「障害を持つ人」のコミュニティに属することができ地域社会に受け入れられつつありますが、親しくなった人の大部分は選挙に行かないし政治に興味を持たないことを一般的な生き方として「お気楽に生きているから」と肯定している
そして政治に興味を持つことは自民党に何らかのコネを持つことだったりする

そこを意識しだすととても生きづらくなる
上に書いた理由で私は一時は親しくなった人数人と距離を置きました
人柄が善くても、付き合っていて日常会話の中に出てくる外国人を差別する発言に腹を立ててしまう自分に疲れてしまったからです
相手を自分と同じ人間だと見れなくなっていくのが耐えられませんでした

自分の内面の問題ですが、距離を取る以外いかんともしがたかった

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