一人称が「僕」の女の子、「僕」から「俺」に武装する男の子【言語学者・中村桃子】|NOISIE(ノイジー)
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一人称が「僕」の女の子たち
――「女ことば」を使う女性がほとんど見られないのに反して、一人称が「僕」の女性は身近にいたという人が少なくないと思います。特に思春期の頃に。
小学校高学年とか、中学に上がる頃ですね。
私が調査したときには、「”女”から逃げたかった」といった言葉を複数人から聞きました。身体が女性として発達していくことへの戸惑いや、社会的に女性性とされるものへの違和感。痴漢被害に遭ったり、性的な眼差しに晒される経験を通して”女”というものを放棄したかったとか。もちろんまったく別の理由もあると思いますけど。
その年頃の、女の子が女になる時期ってすごく微妙なバランスなんですよね。だから、それぞれに異なったさまざまな理由がありうると思います。
男の人はずっとパンツ1枚だけど、女の人は胸が大きくなってきたらブラジャーして、生理が始まればサニタリーショーツや生理用品を使うようになって、働きに出ればストッキング穿くようになって…
置いておかれている #縄
AIの考えた前世:あなたは 18 世紀のフランスの上流階級に属する女性だったと思います。自由に意見を表明できる世界を夢見て、日記に自分の考えを書き留めていたでしょう。また、小説や詩、曲を書き、親しい友人たちに読んでもらって才能を発揮していたかもしれません。