日本画家が山の奥の料亭に招かれて妖怪達が出てくる連作の絵を描くんだけど、その料亭自体、オーナー以外は実は従業員が山のもののけとか山で死んだ人の幽霊で、絵を描き終わると皆いなくなっていく、という設定の映画をハリウッドが撮影する、という設定のマンガを夢で読んだんだけど、
主演の俳優は昔その宿に泊まったことがあって娘さんと仲が良く、再会してしばしの交流があったものの結局特に何事も無く終わり、また映画制作の生活に戻る、みたいなのが本編で、
私が読んだ特装版だと作者の二次創作みたいなのが後書きのあとに入っており、映画制作で協力してくれた中居さん達はまあ当たり前に生きてる人間だったけど、
主演の俳優と新館で仲良く遊んでいた娘さんだけが実は幽霊だった、娘さんが生活してる新館方面に遊びに行こうとするとオーナーも中居さん達もいい顔しないのは昔火事か災害で新館が壊れたからで(娘さんもそのとき亡くなった)、てっきりめちゃくちゃ歳上の自分が娘さんと付き合うのが嫌だったから?と思っていた主人公はビビり上がるのだった。
主人公が滞在する最後の日に、中居さんが旧新館に行く渡り廊下との間の襖をスパーンと開けたそこには、楽しいひとときを過ごした新館ではなく、ボロボロになったかつて建物だったものがあるのみで、主人公とその友達の撮影関係者が衝撃を受けるのがクライマックス、そのあとは山間の電車で帰っていくシーンになり、本編と溶け合っていく。
雨月物語の浅茅が宿を下敷きにした話だった。そして絵柄は途中から確実に今市子さんだった。なおプロデューサーはタイカ・ワイティティでした(何故…)