〈ただ、当面の間は妊婦の体調が急変した場合でも対応ができるように、▽医療機関に入院しての投与か、▽外来の診療で投与した後に数時間程度は院内での待機を必須にするとしています〉
くそー……あとは金額と、未成年の場合の保護者の関与と……「妊娠9週以下」も気になるし。
もちろん大きい第一歩だけど。これからだけど。
【速報】国内初の「飲む中絶薬」承認へ 厚生労働省薬事分科会 | TBS NEWS DIG (1ページ)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/448396?display=1
入管法改悪で国際条約破ろうとしてるのもやばいけど、日本って50年前から国際条約批准するだけ批准しておいて、法律じゃないからって破るような、本当におよそ先進国とは思えない、国際社会での信用に足らない振る舞いをしてるんですよね。ちなみに批准した条約には法律と同じ効力が発生するはずなんだよなあ……。
ゴールデンカムイ、ややこしいのが、アイヌ文化はけっこう丁寧に調べて絵的に映えるように描いてるし、アイヌの登場人物もほとんどは善良な人達として描いてあるから、歴史修正とか差別に詳しくない人は「アイヌを良く描いてるやん」って思ってしまうとこなんよね。
でもよく読むと、和人に都合いいアイヌを善良に描く一方で、和人に武装蜂起で抵抗しようとするアイヌのことは過激派・テロリスト扱い(その中心人物がヒロインのアシㇼパの父親やけど、人の心が分からん人間のように描かれてて、読者から「どれだけ悪し様に罵ってもいいキャラ」扱いされてる」)。和人による搾取も弾圧も描かない。
アイヌを「殺人を忌避する善良な人々」と描くのは結構やけど、その結果、アイヌによる殺人は許しがたい大罪のように、和人の殺人は「そういう人たちだから」「彼らなりの道理があるから」って免罪するように描写してる。
アイヌの金塊も、「善良なアイヌは自然と共に生きる人々で金塊なんか興味ない」って描くことで、アイヌの集めた金塊を和人が横取りしても別に問題ないかのように描写してる。
一見リスペクトしてるかのように見えて軽く扱ってるからタチ悪い。
他にも、日露戦争に従軍したロシアのスナイパーで後に画家になったって設定の、ヴァシリって名前の登場人物について。
日露戦争に従軍したロシアの画家にヴァシリ・ヴェレシチャーギンという有名な人がいるそうなので、まあこの人がモデルなんやろうなと想像つくわけですが。
このヴェレシチャーギン氏、戦争の悲惨さ残酷さを描いた反戦画家として有名らしいんですよね。
https://birorekitei.net/my-art-odyssey27/index.html
一方ゴールデンカムイのヴァシリは絵画と同じくらい(あるいはそれ以上に)名スナイパーであることを誇りにしてる人物で、作中でこう説明されてる。
「良い狙撃手とは…冷血で獲物の追跡と殺人に強い興味があるような人間である」
戦争の悲惨さを描いた反戦画家をモデルにしたキャラクターがこの有様ですよ。冒涜にも程があると思うが、作者的にはかっこいいスナイパーにしたから敬意払ってると思ってんのかな。怖いわ。
野田サトルの戦争認識の軽さ、ゴールデンカムイ登場人物のモデルにした人の扱いにも表れてる。
主人公の杉元佐一、名前は日露戦争で活躍した作者の曾祖父、不死身エピソードは舩坂弘って人がモデルなんですが(注)。
この舩坂弘氏、第二次世界大戦中のパラオで米軍との激戦で無双して「不死身」って呼ばれるようになったらしいんですよね。
でこの人、戦後に『秘話パラオ戦記—玉砕戦の孤島に大義はなかった』って手記を出版してるんですよ。
http://www.kojinsha.co.jp/nf0067.html
私読んでないけど、タイトルから無念さが伝わってくるよな。ろくな武器もなしに戦わされたことへの。
この人について不死身エピソードだけを「すごい!強い!」って取り上げるのがいいことやとほんまに思ってはるんですか?と聞きたい。
(注)
読売新聞2022年5月20日記事、野田サトル氏インタビュー
https://www.yomiuri.co.jp/culture/subcul/20220519-OYT8T50073/2/
『ちゃんとモデルがいるとわかると、話に謎の説得力が出ますよね。
杉元なんか特にそうで。モデルとなった 舩坂弘さんを知っていたら、杉元の不死身っぷりを簡単に否定できないはずですよ。』
野田サトルが「ゴールデンカムイファンブック」で、日露戦争で亡くなった日本兵の遺骨収集にロシアの人が協力してくれた話を紹介してたんやけど、『敵だったとしても畏敬の念があるからです』って断言して感銘受けてはったんよね。
敵とはいえ勇敢に戦った日本兵にロシアの人が畏敬の念を抱いてくれた、だから遺骨収集に協力してくれた、ってことよな。勝手にそんな解釈して勝手に感動してるのにびっくりした。スポーツじゃないんやで。
遺族の悲しみを考えて協力してくれたって受け止めるのが普通じゃないの?
たった100年ほど前に国に戦いを強いられて死んだ人達の話やで。ついこの間、現実に死んだり殺されたりした人達の話やん。
なに勝手にスポーツ的ロマンを見出してそれが事実やと断言してんの?当事者がそう言ったわけでもないのに??
寄付企画がバッシングに晒された理由の一つに企画者が野田サトルを批判したことへの猛反発があって、そこも仁藤さんへの反感からColaboバッシングが起こったのと似てるかも。
https://www.yomiuri.co.jp/culture/subcul/20220513-OYT1T50252/
このインタビュー読んで寄付企画主催の人が
「このような内容ならば、野田先生はこれ以上公の場で話さないほうがいい。現時点でもかなり厳しいが、これ以上は本当に歴史修正主義者の先鋒と看做されうる」
ってTwitterに書いたら「野田先生の人格否定だ、名誉毀損だ」って他のファンから猛反発受けたんですよね。
ごもっともな批判やとしか思えんけど。
「僕がこの作品に携わることでひしひしと感じたのは、アイヌ文化を守るために協力した和人も多かったことです。『アイヌ神謡集』は、言語学者の金田一京助さんとアイヌの知里幸恵さんが協力して編集したものです。アイヌ学もアイヌと和人学者が力を合わせて発展させた。博物館などでのアイヌ民具の保存・伝承もそうです。そのことを最後に伝えたかった」
とか言ってるんやで、和人によるアイヌ弾圧を描かず武装蜂起するアイヌのことはテロリスト扱いする漫画描いた人が。
ゴールデンカムイ、完結後に良心的なファンの人がアイヌ協会とアイヌ民族文化財団に寄付しようって企画を立てたら猛烈なバッシングに晒されたのも超ドン引きした。
これは公式じゃなくファンダムの問題やけど。
『完結記念「作品が広げたアイヌ文化への関心をいまを生きるアイヌ民族への支援へとつなげる寄付企画(※非公式企画です)」』
https://pictspace.net/items/detail/264366
1人500円の寄付を募って、参加者にはアイヌについての知識を深められる本を紹介した美麗ファンアートイラスト付きPDF冊子をくれるという素晴らしい企画やったんやけど。
「ゴールデンカムイの名前を売名に利用するな」「主催者が寄付金控除で儲けるための企画だ、そうじゃないなら今後5年間主催者の確定申告書を公表しろ」とかいう異様ないちゃもんが大量に発生して、ふだんリベラルっぽいこと言ってるファンすら同調しててめちゃくちゃ怖かった。
今思えばColaboバッシングとそっくりやな。Colabo中傷アノン共とそっくりなのが普通のゴールデンカムイファンダム、怖すぎやろ。
インボイス制度に反対です。反対です。誰が「助かる」んですかこの制度。誰が死ぬんですかこの制度。利権を通したいときだけ「公正」の言葉を使うんじゃない。というか消費税をどうにかしてくれ。じゅっぱーて!! 1割て!!! マジで毎回レジで新鮮にショックを受けるんですよ。この数字がなかったらどれだけ救われる人がいることか。各方面に。10%って1割よ!!??? 10個買ったら1個分だよ!?
本当にね、「ちょっとした贅沢」の基準がどんどん下がって、その度に文化芸術個性の、今と未来が潰されている。そのことを決める絶望的な軽さよ。腹立ってしかたない。
やばい。
「大事な個人情報への入り口となるマイナンバーカードを、iPhoneに組み込んでくれと頼んでいるのと同じ日本政府が、一方では経済界の声を優先させてiPhoneのセキュリティ水準を下げ、個人データに危険を及ぼしかねないことをAppleに強要する規制を成立させようとしている。」
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2302/24/news032.html
プーチン政権によるウクライナ侵攻から一年。
ウクライナ緊急支援のお願い | 国連UNHCR協会
https://www.japanforunhcr.org/appeal/ukraine
保険証周りが、本当に使用者のことも医療機関のことも考えてなくてめちゃくちゃムカつく
https://www.tokyo-np.co.jp/article/232313
とりあえずついったーからの避難用。オタクとかマイノリティ関連とか趣味とか、運用方法未定。基本連合TL等にはのらない未収載でつぶやきます。