続き
あと支援級だから学習のフォローができると仰いますが、学内の不登校児のスペースは教師は一切関わらず(見守りのワーカーさんはたまにいる)ただの『居場所』でしかないのにどうやってフォローするの?そもそも不登校児の学ぶ権利が一切守られてないことに私はずっとずっと不満です。
そしてそして…
「娘ちゃんそんな深く考えなくてもいいのにねー!」て……
………………私の話……聞いたよね?聞いて、それ?笑いながらそれ????
血の気が引いたし、ああ話さなければ良かったと、心底そう思った。娘にとっては誰にも知られたくなかったであろうことを私は、こんな、こんな無理解な人たちに話してしまったのか。曲がりなりにも娘のことを思ってくれていると、ただ状況を知らないだけで、知れば分かってくれるはずと、信じていたから話したのに。それで、これか。
万が一娘が、自分のことを母親が教師に喋ったと知ったらどうなる?娘は絶対に絶対に私を許さない。賭けてもいい。親子の信頼は断絶する。血の気が引くのは娘の方だろう。それくらいのリスクを犯してでも私は、娘の希望を叶えたかったのか?違う。
違う。ただ、ただ、知ってほしかった。どんなに娘ががんばっているか。必死にもがいて生きているか。だけど駄目だった。ごめん、娘ごめん。ごめんなさい。
続
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……………………何を言っているんだろう、この人は。
呆然としてしまって担任の言葉がどんどん脳を上滑りしていく。曰く、「学習の遅れが気になるなら、幸い支援級だから本人のペースに合わせてフォローできるし、管理職とも娘ちゃんそんな深く考えなくてもいいのにねー!と話したんですよ~(←これが一番抉られた)。うんうん、とりあえず一度お父さんも交えて管理職も一緒に話し合いをしたいんですが…卒業式が終わって以降ならありがたいんですがどうしますか?」
書きながらちょっと動悸がしてきたぞ…。
まず、まずですね。来年の今頃またどうするか考えればいいと仰いますが、それ意味分かってて言ってる?泡吹くか思たわ。中3の2月末なんて私立の入試も終わり公立入試が控え卒業に向けて様々準備が始まる頃よ?そんな時期に卒業するか留年するか決められるわけないじゃん、自動的に卒業進学に追い出されるんだよ。今、中2の今をやり直すかどうか決めるのとは状況として雲泥の差だしそれが分からないはずないよね教師の側が!!!!
続く
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私がこの話をしたくなかったのは、娘の気持ちを思ったのはもちろん一番の理由だけど担任の現況も一因だった。担任の先生は今妊娠中。4月から産休に入られる。心身共にしんどいであろう大変な時に、娘の自傷や希死念慮なんて話をするのはとてもためらわれた。
だから本当に、これを話すとしたら最後の切り札だと思って、そして結局私はそれを話してしまった。さすがにこんな状況を知ってまで本人の希望を閉ざしはしないだろうと、そう思ったから。
けれど翌週、提出書類があり直接学校に出向き担任に会った時、私は娘の話をしたことを深く深く後悔する。
私はとにかく数日前からの疑念だけは払拭したかった。支援級の担任を増やせないから進級させたがらないのでは、という疑念だ。「先生、あのー…娘が中2をやり直すことは、現実的には可能なんですか?」
よもやあなた方の都合じゃないですよねとまでは言えず、そう聞くのが精一杯。担任は「はい、可能だとは思います」と。良かった、やっぱり邪推だったと少しホッとしていると、担任がこう言った。
「でもやっぱりやり直すのは勿体ないと思うんです」
は??
「それで提案なんですが、とりあえず3年生には進級して、また来年の今頃に、3年生をやり直すかどうか決めるというのはどうでしょう」
は?????
続く
続き。
「先生、これは…娘は私が知ってるとは知らないんですが…娘は自傷しているんです。死にたい、とも書いていました。それくらいずっとずっと、本当に辛いんです。
娘は、生まれた時点からやり直したい、とよく口にします。そんなことを言わなければならないくらい、ずっと辛いんです。
だから…先生方からしたら何の進歩もなくただ2年生をやり直すのは、無駄な時間に思われるかもしれませんが、でも彼女にとっては、たった1年間でもやり直せるかもしれないということは、希望なんです。私はそれを親として、可能ならば叶えてやりたいんです。
正直最初にお話を聞いた時、私は娘が早く卒業したがってると思っていたので進級させるつもりでした。でも違ってた。私は、娘が中学校にもう一年通いたいと思ってくれたことが嬉しいです。
娘は私よりよほど大人です。よく考えてます。自分の状況も分かってます。親や周りは何とかして本人を守ろうとしますが、娘にとってはそれは耐え難い苦痛なんです。彼女はひとりの人間です。その気持ちを尊重したいんです。どうかお願いします」
本当はこんな話したくなかった。娘が自傷していることも希死念慮を持っていることも、あまりにセンシティブな、彼女だけの秘密なのだから。でもあまりの理解の無さに、伝えずにはいられなかった。
続
まだ続く。絶望はこれからだった(涙)。
次の日、更に担任より電話。この時の担任の会話が何と言うか…本当に上っ面だけなのが辛かった…しかも本人は悪気なし…。
「管理職とも話したんですが、仮に2年生をやり直したとしても教室に行けるか分からない状態ならあまり意味が無いと思うんですよ(娘は現在、校内にある不登校児向けの小さな教室にたまーーーーーーに行く程度。自習や読書、お遊び中心。授業や教師による学習のサポートは皆無)。わざわざ一年やり直すのは時間が勿体ないなーと思うんです」
こう書くと清々しいほど正論…その通りですよね確かに。一年多く行ったって今と変わらぬ生活かもしれないし改善する見込み(ここで言う改善とは教室で学べるようになるということ)は無い。
でもね、そんなのもう本人も親も充分に折り込み済みなんですよ。そんなん分かってる。無駄かもしれない。無駄な時間になるかもしれない。だけど!本人が!他でもない本人がそれを望んでるんですが?!
上記の担任の言葉、文字にすると何てことないんですがすごく…声の調子がね、もう絶望的に軽くて。びっくりするくらい、ああこちらの気持ちを軽視してるな(悪気はない)、て感じで。私…あまりの伝わらなさに、絶望に、ついに、ついに、絶対言うまいと思ってたことを言ってしまった。
続
更に続き。長いけどちゃんと書いて覚えておきたい。そして定期的に読み返して怒りを新たにしたい←
この時点で私の中にはある疑念があった。娘は支援級在籍なんだけど、支援級は一クラス10名?かな、人数に上限がある。もし転入生などの関係で次年度に11名になるなら、5名と6名に分けて2クラスにしなければならない。もちろん担任はそれぞれに必要。
……教師の数が足りないから娘を留年させたくないのでは?←邪推です。学校に確認はしてません。
完全に私の脳内での推測に過ぎないんだけど、昨年度病気や都合で退職・休職された先生が数名おられる(コロナの影響もあるだろう)のは知ってるし、そもそもそれ以前から教師の労働環境そのもののブラックさ、ゆえの離職率の高さは伝え聞いていた。
だから私の邪推も100%あり得なくはないし、でももちろんそれは現場でがんばる先生たちが悪いわけではなく、そんな環境を改善しない文科省が、あああつまり政治が悪いのだ。
話はズレましたが邪推の真偽はともかくとして、今回留年するか進級するかの主体はあくまで娘なのに、大事なとこはここです主体は娘本人なのに!登校するのは娘なのに、学校側が何とか進級させようとしている空気が本当に気持ち悪かった。娘のために、という姿勢だけどそれは娘の意志に反してる…。
続く。
続き。
翌日担任から電話。最初は次週の調理実習などの話。ぜんざいを作るので来れたら来て下さい、と。最後にやっと進級の話。とりあえず3月半ばくらいまで待ちますのでよく話し合ってください、と。
え?話し合いはもう終わってて結論は既に伝えたのに?話し合えって何。それってつまり留年はさせたくないってこと?本人が望んでるのに?じゃあなぜそもそも選択肢を提示したの?
親子ともにそんな選択肢があるなんて知らなかった。中学校は自動的に進級するものだと思い疑問にも思ってなかった。何も言われなければ私も娘もそのまま進級した。なのにわざわざ「進級しますか?やり直しますか?」と聞いてきたのはそちらなのに、なぜ今になってハシゴを外そうとするの?
最初から進級ありきで、留年を選ばれても学校としては認めてていませんと最初から言ってくれたら良かったのに。娘はすっかりその気になって「中学校を留年する人なんてレアだよね」と嬉しそうにしていた。そんな娘に、やり直せることに希望を見いだした不登校児に、やっぱり無理みたいだよと伝えろと?
どうしたらいいのか、学校の考えることが全く分からずモヤモヤどころではなく。だめだ、娘の切羽詰まった状況が何も伝わってない。何とかそれを伝えなければ、でも。
長い。続きます。
続き。
↑が金曜日の出来事。土日を挟み、月曜日に担任に電話して娘の希望を伝える。驚いてらした。管理職の教師と話し合ってまた連絡しますと言われる。この時点では私は何も考えてなかった。娘の希望は伝えたし、それで終わりだと思ってた。
娘とは、しつこくならない程度に話し合いをした。授業に全然出てないので、来年度いきなり受験生というのは心配だからあと1年欲しいというのが、留年したいという気持ちの分かりやすい理由。
それだけじゃないよな、とは感じていた。娘は時折「生まれた時点から人生やり直したい」と口にする。彼女の苦しみを思えばそれは全うな思いであり、でももちろん叶うはずもない。
私自身は、その言葉を耳にするたび心が抉られそうになる。生まなければ良かったのだろうか。第2子を授かり、可愛い女の子を産み、喜びと幸せを享受した私は間違ってたんだろうか。人生やり直したいと言うほどに苦しい思いをさせて、しかし私自身は傍観者でしかない。代わってやれない。
その苦しみを思うと、わずか一年でも「やり直し」ができるならやりたい、と。そう願う娘の気持ちを思うと、それを叶えてやりたい。親としてそう思わないはずはなかった。だから担任に伝えた。
けれど翌日、担任からの電話で私は絶望することになる。
長いので切ります。
……感情をどこかに放出しないと辛いので覚え書きに。娘のこと。
娘、中2。支援級在籍。不登校5年目。3学期はまだ登校していない。そんな娘を持つ私に、担任の先生よりお電話。曰く「出席日数が足りない方にはお聞きしてるんですが、3年生に進級しますか?それとも2年生をやり直しますか?」
やり直す…やり直す?中学で留年?そんなことできるの?と驚きつつ、学校に行けない娘がもう1年長く中学に在籍するなんてとても考えられず反射的に「進級します」と返事。「分かりました、ではそのように校長に伝えます」と。
進級するとは言ったものの、さすがに本人に何の断りもなく話を進めたのは良くなかったなと思い、職場より帰宅したのち娘に報告。
「進級するよね?」と聞くと「うーん…どうしよっかな…」と驚きの答え。「え?もう一回2年生やりたいの?」「うん、それもいいかなと思う」
何と何と…マジか…てっきり娘は一日も早く卒業してサッサと新しい環境に行きたいのだとばかり思ってた…しかしよく考えてみれば学校自体を嫌いなわけじゃないもんね…行きたいけど不安や緊張で行けないだけだもんね…
長くなった。まだまだ話は続く。一旦切ります。
娘の辛さに寄り添うのが時々辛くなる。本当に辛いのはどう考えても本人なのに、私の寄り添いなんて適当で、日中は仕事でいないからほんの一時的なものなのに。情けない。親なのに。
と、自分を責めてしまいそうになるけれど。
私の寄り添いは適当。もちろんそう。ものすごく真剣に深刻に真顔でのめり込んで寄り添うなんて絶対しないしできないしそんなの娘も望んでない。
でも適当に放置したり寄り添ったりの、その『適当』の加減を、やはりどうしたって慎重に測ってる。娘の表情や顔色や声音、しぐさ、今までの経過を勘定に入れてその都度少しでも最適解であることを願いながら応対してる。
それがもう5年目。幼稚園の頃からなら10年。仕事中だって毎日子らのことを考える。まぁそれを思えばやはり『適当で一時的』ではないよな。情けなくはないよな、疲れて嫌になる時はそりゃあるよな、と思う。
娘はよく一人旅に出たがる。中学生だから無理だけど、気持ちはよく分かるよ。どこか遠くで一人になりたい。
避難用アカウント。へっぽこ不良なクリスチャン。沖縄産の夫、場面緘黙の娘、軽度知的障害の息子を愛してる。