今回の韓国大統領による戒厳令発令、明白に政治家による政敵の排除を目的とした安直で愚劣な行為だった。
戒厳令や非常事態宣言の制度制定に熱心な奴等が繰り替す必要性の強調や、濫用に備えた制度的な歯止めがあるという主張とは裏腹に、これ以上ない形で濫用された。
軍や警察の人的把握がもっと周到だったら、国会は流血を以って封鎖され、政敵たちは殺されたり逮捕されたりする未来がありえた。
そういう状況でも「非常事態宣言の必要性が示された」と言い続ける奴等の知性は疑われるべきだし、その人間性、誠実さや正直さ、敵へも示さなければならない寛容さ、と言ったものの欠落は、もっと疑われるべきだろう。