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「行き過ぎた正義」「暴走する正義」って物言いの使われ方を見ると、ほとんどが右翼による、左翼の理念や行為を非難する目的・文脈で使われてる。

逆に左翼側から右翼の行為を「正義の暴走」的に批判することは少なくて、大抵は単純に「許されない悪」として非難する、言い換えると相手の主張に善性や正当性を殆ど認めない形式で批判している。

これは左翼が狭量で右翼が寛容であることを示しているのではなくて、左翼の、大抵が民主主義的な建前論をベースに主張する言い分に対して、それに強く反感を感じながらも(右翼でさえ)戦後民主主義が内面化されているので、民主的な建前論に有効で論理的な批判ができないから「正義の暴走!」ってやり方で反撃しようとする、って事であろうと思われる。

薄汚い本音が「俺達の差別や迫害には正当性がある」であるのに、これを正面から肯定し推進するのは、現状ではやはり難しい面があるのだ。

でも、段々とそれは容易になってきているのではないかと思うし、民主主義の理念や正義というものが、ゆっくりではあるが後退を続けている事は間違いないと思う。

5年後には見たくなかった色々な物、したくなかった色々な体験が現れるだろうと思ってもいる。

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