岩波ブックレットの「ナチスは良い事もしたのか」に対して
「この本と同じ「オリジナルじゃないから悪」「目的が悪だから悪」というルール」
みたいなブコメを目にして思ったのは
「元々リベサヨが嫌いで、それが批判しているナチズムに対しても、その悪は理解できているつもりになっているが、リベサヨ批判のためには『良い所もたくさんあった。リベサヨは思考が浅くてダメだ』とやっつけてやりたい願望が強い連中」
と言うのが本当に多いなと云うこと。
具体例を豊富に引いて平易に書かれた良い本なんだけれども、まったく読まずに批判しているのかと疑いたくなる 「オリジナルじゃないから悪」「目的が悪だから悪」 みたいな読み方をする人間に対する啓蒙としては、残念ながら無駄な努力に終わったと思うし、そういう連中はこれからも
「ナチスには良い所もいっぱいあった。 全面的否定をする奴等は近視眼的。 俺は賢いからそういう所もわかってる。 これって清濁併せ呑むってやつ?」
みたいな連中は減らないんだろうなと思う。