災害時における自助・共助・公助というのは、発災直後に必要な自助、発災後から行政の援助=公助が入るまでを繋ぐ共助、最後に公助の順番で機能するので、どれ一つ欠けてもいけないものなんだけれど、自助共助を強調すると行政の無責任をいきなり言い出したり、公助の充実を主張する人をフリーライダー呼ばわりして叩く連中がいるが、どちらも有害な存在だと思っている。
自助と共助に関しても、その組織化や啓蒙、資材準備の補助などについては行政の責任が大きく、広い意味においては自助共助も間接的には公助の一部に含まれる面があるが、行政による啓蒙などまで責任逃れとみなして攻撃するやり方は、人民の損害しか生まないだろう。 そうすることで政治的得点を得る連中もいるのだろうが。