自分がいわゆる陰謀論に詳しいかというと、そうではなく、単に9・11の時にまさに「陰謀論」にハマっていたからに他ならない。
何にハマっていたかというと「冷戦終結後米国は唯一の超大国になったが、単独覇権の維持は無理と悟り、世界を多極化させ、責任と負担を分散させる方針へ変化した。それは米国の軍産複合体の生き残り戦略にも合致。分散先は同盟国だけでなく対立する諸国も含まれるが、諸国は米国単独覇権の方が何かと楽なので遅々として進まない。なので、故意に失敗するような稚拙な外交策で世界を掻き回し、無理矢理米国と対立するよう仕向けている」という説。
なかなか尤もらしい説で、新鮮に映った自分は、この説を採る方の有料メルマガを1年超購読してたという。
なんで距離を取れるようになったのかというと、他でもないこの方が「米国はじめ世界の労働者市民他によるさまざまな運動が、軍産複合体に繋がる筋から広められた「アンチ軍産複合体」的報道や情報に踊らされている」と言い始めたから。
自分が表明した/行動したことは全て「米国軍産複合体の掌の上」なのかい⁈と思ったのですよ。
その違和感が貴重だった、と思ってます。