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きのうの授業で、学生とおもしろい話になりました。安部(2016)をもとに、「思い出」という抽象名詞を主語にする文を書き換えてもらったんですが、複数の学生が「いちばんの思い出は、修学旅行に行ったことです」のような文を供用していました。

安部(2016)では「私の修学旅行の思い出は、宿でみんなで枕投げをしたことです」という文は「依然として少し不自然」とされます。わたしも不自然よりの理解なのですが、学生は大半が許容としていました(40人授業で過半数が許容、2~3名が不自然という判定)。

「モナリザ文」を含めた文のねじれに解釈のゆれ(世代差?)が見られるのはそんなに多くない現象なんじゃないかと思ったので、ご紹介した次第です。参考文献はこれ。cir.nii.ac.jp/crid/10100007822

(「私の修学旅行の思い出は、宿でみんなで枕投げをしたことです」ってモナリザ文だと、文末を「ことです」にしてもうまくいかないよね!? といおうとしたら「いや平気ですけど」となり、授業の根本が崩れてたいへんに困った 笑)

@mera85326 私は完全に許容かもしれない……(違和感がない)

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