これ、映画に限らず言えるのではないかしら。美術館、博物館、コンサート向けのホールなども、どうしても大都市に固まる傾向にあるので、住んでいる場所によって文化資本の格差が産まれやすいというか。

Amazon、ネトフリなどの普及でだいぶ変わってきたと思いますが、そもそもこれらの施設が行動範囲にない、アクセスに相当な時間やお金がかかるとなると、単純に生で触れる機会が減るし、接点が少ないので生活の中にも入り込みにくい。その積み重ねって結構大きいように感じます。>BT

@meka_panda
数学や哲学の分野では、幼い頃からの環境(自然、建築物)などは天才的な感性が育つための要因として大きい、ということはよく語られますよね。

博物館や美術館、大きな図書館、コンサートホールや劇場などは、建築物としても優れたものが多く、周辺も大きな公園や文化的な街並みに恵まれていることが多いです。

例えば、うちの子は小学生の頃から上野の国立科学博物館が大好きでしたが、それは周囲の公園や池などの自然、美術館や資料館などの文化資産やアメ横などの街の雰囲気など全てを含めての「好き」であったと思います。

Amazonで欲しい本やソフトが手に入りサブスクで簡単に映画を見ることが出来ても、文化財になっているような建築物や美しく整備された庭園などにじかに触れる経験は得られない。

そして何より、実際にコンサートを聴いたりクラシックバレエなどを観る、あるいは博物館や美術館に行くという経験も大切だとは思いますが、普段からそういう経験をしていなくても、いざしようと思った時に「それらが気軽に出来るかどうか」という環境の違いからくる“心理的距離”の差こそが、文化的格差の肝なのではないかと思います。

@Madsttm
>普段からそういう経験をしていなくても、いざしようと思った時に「それらが気軽に出来るかどうか」という環境の違いからくる“心理的距離”の差こそが、文化的格差の肝なのではないかと思います。

私も本当にそこは大きいと思います。
例えば、ちょっと気になる映画があったとして、いちばん近い公開場所まで片道30分の場合と、電車やバスを乗り継いで2時間かかる場合、後者だと、配信を待つという選択が割と現実味を帯びて来ますよね。

収益や維持管理の都合もあって難しいのかもしれませんが、もう少しなんとかならないものかなあ、と思います。

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