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『追風者』13②

新年の花火を近真とみる若来の本当の気持ちはなんだったんだろう
図南は、絶対に祖国を虐げられない国にすると誓てたけど、
手に入らなかった家族の図かなぁ
楽しいひと時もここまでだった

張鳴泉の窃盗および殺人容疑で沈家に押しかけてきた
新しいスーツがーーー汚れるのかーーー

窃盗については、若来が銃を奪った理由に心当たりがある図南。逡巡する様子もあったから、情はあると思いたい

殺していないのに罪をきせらるのか
林隊長の
「拷問しろ」に、
いきなりの言葉に部下もびっくり
康処長の手前の生贄だー

ひぃ

『追風者』14①

林隊長の手に落ちた魏若来の受難
「奴でなかったら、沈図南に申し開きができない」と
林隊長の中では大義名が成立しているのコワイ。
自分が作ったストーリーでの展開…
沈図南が迎えに来るのを待ってるるんだろ、君が銃を欲しがってるのを沈図南は知ってたはずだ、助手なら申請すればもらえるはず。とまくし立てる林隊長の狙いはなんなんだろう。
そこまで心酔する部下を持っている沈図南への嫉妬なんだろうか
君は忠誠をはきちがえている、命を差し出すなど幼稚だ
林隊長を怒らせちゃったなぁ

手を組んだ虞会長と康処長のほうも攻勢をかける。
関税改革中止を狙い、政界の大物に頼んだり必ず有罪になるよう、マスコミを利用して叩きつぶせと指示

自分たちで切り抜けるしかなくなった中央銀行の面々だけど、沈図南にいきなりの停職指示。これは戦闘意欲が湧く展開やな

若来逮捕に、共産党の組織が彼を救おうと動き出すが打つ手なし
図南は、彼が共産党員ではないという一点だけで反撃に出たいところだけど、画策中

沈図南不利とみると麻雀に興じているように見える夫人達の戦いにも軋轢が。こちらも弁が立たないと相手を従わせられない恐ろしい世界だった
「慈悲を請うためではなく、忠告しに来たの」
かっこよくて痺れるな!

『追風者』14②

拷問しても
共産とのかかわりを示す証拠が出ない
そりゃそうやろな
バルビツール注射液(外国製自白剤)を打たれる若来をみるのがつらい
図南の指示だったんだろう?
顧問はそんな人じゃない
死なすのは部下がとめてくれて、ありがとう…?

政府関係も軍関係も打つ手なしの図南、沈痛の面持ちで食事ものどを通らない
いま弱腰になってはすべてが水の泡だしと
「血を分けた命の恩人だ」
自白を迫るのは証拠がないから
李晟達が別人の仕業だと証明できれば
「中銀には真実を解明する権利と責任がある」
虞会長の背後にいるのは南京、これを動かせればってのは何につながるんだろう…?

自白が進まなくて阿片とか思いつく部下、やめてぇ
そこに近真からの電話、さすがにこれはなにかあると勘づくよなぁ、、、
罪証は作れる
上の指示が出ました
彼は死ぬ運命にある
彼は出られない
断言してフランスパンをかじる林の表情がなんとも猟奇的で良い…

沈図南現る。でも半信半疑ではある
一つだけ聞く。殺したのか?
銃の強奪は認めるが、理由は言わない若来
信じていいか?にも答えないが
「僕が無謀すぎました
 どうかご無事で
 これだけは誓います
 殺されてもあなたの名前は言わない」

これは心を動かされるよねぇ

『追風者』15

魏若来の殺人容疑について、中央銀行側と公安(?)側と銃機専門家による特別調査班が編成された
審議にあたっては客観性と公平性を求めること

若来の罪証作りのため林隊長の部下が鑑識課にあった李晟達が撃たれた銃弾を盗んでた
一方、李晟達はまだ意識不明

雑居房に移され蹴られまくる若来
暴行してきたのは株で人生を失った人たちだった

意識朦朧としている若来。
月給は?50元と答えて誇らしげだし、株で失敗した人たちの話を聞いいているあたり、自分の身のことは本当にどうでもよくて、お金がお金を生む仕組みが好きなんだろうなぁとわかる

雑居房からの1回目の尋問
射撃の経験は実証できるので射撃場でのテストを提案する外国人
発砲経験がなく、傷口に合わない
現場での検証が必要と長引くなぁ

「遺体に残された弾ならある」が墓穴か
「次は間違えないでね」
真犯人は別にいると確定
魏若来の命と
取引したいという林隊長
小物に用はないとすげない
あたりまえだけど、見下されたもんだよな

株がわかる新入りと、雑居房のボスに気に入られたね
まだ株は資本家の遊びだから、庶民は手を引け
いずれ正常な株式市場ができる
(し、自分が作って見せるという自負が見えてかっこよ)

『追風者』16①

健全な株式市場を夢見るルオライ(若来)
「僕は出られないさ」と悲観的に言ってたところに、林隊長。
殺人容疑が晴れたとのこと、こちらの表情も苦々しくてよい

14話の若来の図南へのあの言葉を聞いて以降、自分も情緒が迷子になっていたけど、信じてたよ図南、ありがとう。見えた一筋の光、若来なら決して逃がさないはず

釈放前に、強盗はしたと脅しをかけてくるは林隊長だけど、彼が楼の中で葉と言え食事をご馳走してくれた意味を若来もちゃんと理解しているあたり、若来の頭の良さを感じさせるいい脚本
傷の贈り物は決して忘れられない
投獄は認める
あなたのことは悪く言わないと林隊長相手に取引、すばらしい

魏若来不当逮捕と公開謝罪を強く望む中央銀行側、攻勢に出れるか?

釈放される若来を沈兄妹で迎えに来た
一度なりとも沈図南の名前を出さなかったことは敬意に値する
「あなたの足を引っ張りたくなかっただけだ」
師弟愛きたぁ
ちゃんと相談しろ、言われるの良い
再びの沈家での食事会、温かく迎えられてのやりなおしね

それぞれが、愛国心と愛党心を試されてて
康処長に鞭打たれる林隊長
凌遅刑って言葉も出てきたよ、怖いしかない

『追風者』16②

下宿に戻る若来にみんながよそよそしい中、おかみさんの指示で玄関先の割れたなにかを跨がされての厄払い。
七宝街の英雄だ!と言い切ってくれるの、ありがたい

ここから新しい章かな

タングステンに関わる顧客リストを入手したい近真
新しい一日が始まる若来
行内での立ち位置を「乗り越えて欲しい」と懸念する図南
朝起きて体操する市井の人々w

出勤した若来を待ち受けていたのは白い目冷たい視線
黄秘書にも
「君が自覚するべきだ。自尊心があればすぐに出ていけ」
と非難される
彼にとっては正々堂々と言い渡せるし、願ったりかなったりだよなぁ
なのに!
選択を迫られる図南から出てきたた言葉は
「私の弟子になるか?」
きたこれ、うわぁぁぁ
「ずっとそれを望んでいました」
黄秘書、これは衝撃だね
そしえ、師弟の儀式。急遽用意される茶
と、愛用の万年筆を渡される
うぉぉぉぉ

林隊長のところに似顔絵が貼ってあって
「俺が疑うのは、沈近真だ」
ようやく全てが仕組まれていたと気が付いた模様
ひぃ

タングステン取引に関わる外国銀行を相手にした共産党と国民党との綱引き。租界では外国人を捕まえると国際問題に発展しかねないし共産党員は捕まえたいし。
立場の違いと違いが明確になってきたなぁ

『追風者』17①

徐さんのテーラーに、ドイツ銀行との取引に来た雷鳴同志が立ち寄る

機先を制する意味もあったんだろうけど、沈図南がリチャーズホテルにいるドイル銀行へ国民政府を代表というていで共産党と取引することを非難しに来た
納期が守られず安定供給に賭けるため、違約金を払うか、タングステンを提供するでなかれば、取引は終了し、契約は破棄するそして軍事協力も終了するとも。
共産党を包囲していると極秘情報を小出しにしつつ、それは得策なのか?と揺さぶりをかけるあたりの図南の交渉術が見ていても面白い
とはいえ、実は取引相手は図南の友人。そして友情は酒で培われる信条のハンス。仲いいな。西洋人と並んでこれほど遜色ないアジア人も珍しい王陽さん。
ハンスも図南の弁が立つことは認めている
「眠れる獅子は目覚めたばかりだ、時間をくれ」
酒を飲まない図南に代わって、ビール飲み比べ勝負になった。がんばれ若来

ハンスのところに現れる共産党員を捕まえたい林隊長のカットが挟まれる
タングステンは共産党に1gも売らせない
ここは林隊長とおなじなのにねぇ

『追風者』17②

飲みすぎ若来は図南の車で爆睡。図南が部屋まで運び脱がしてあげて、優しすぎか。でもここは図南に若来が集めたたくさんの切り抜きを見せるのが目的だよね。知ってる。
俺のこと大好きな内弟子、これは可愛いくてたまんないよなぁ

雷鳴来た!自分の身代わりを仕立てたりと用意周到だな..
身代わりの男が、孤児の腕を切断し物乞いをさせている男だったりとか、うあぁ、やっぱりそういう現実があったんだ…ってなる

沈図南の寵愛が過ぎ、黄秘書からは煙たがられている若来。それどころか食堂では相席を断られたし、おそらくこれから先も若来の好意は腹立たしく思われるぐらい反感を持たれている様子がみえてきた。こわっ
ここで、蔣先生に会いたいと小耳に挟んでいた若来が南京への同行を断りその機会を黄秘書に譲ったわけけど、裏目に出なきゃいいなぁ

新聞から得た交通系のストライキの情報が気になる若来。規模が大きすぎ、民間人への手段が厳しすぎると心配する。このあたりから三者三様の考えの違いが見えてきた感じ
警察が庶民をなぐったのが許せない近真
警察とはもめるなという図南
逮捕しておどかすしかない
なぜ民衆にむきあわないのか?

あ、出所したにーさんが会いに来た
「この恩は忘れない」
自分だけの仲間ができた!

『追風者』18

急病の魚児、病院に行きたくても交通ストの影響で救急車は来ない。自動車も立ち往生。こんな時の若来友人の車夫の助けありがたい

車夫が友達なのに、なぜストには反対なの?
仲間が警察に包囲されているのは過激すぎると思うんです
多分このあたりが、彼の政治的思想の根幹となってくるんだろうな

脳外科手術後の李晟達が目を覚ました。でも意にそわない返事や取引を言い出したりと狡猾な面に、尿瓶から小便を顔にかけたりとか林隊長のキレ具合やべえ。部下も部下でここぞとばかりに拷問してくる

偶然、彼の生存を知った沈近真が危険な賭けに。暗殺に忍び込むもまた息を吹き返したり、強運すぎるやろ。しかも顔を見られた。ピンチ!
中華あるあるの殺しても死なない設定ここきたかw

面が割れたら困るから、徐さんも心配だよねぇ
身を隠すため「蘇州に出張」に行くという沈近真
これが兄との今生の別れなのかしらという伏線かな…

共産党員を割り出したくて林隊長が康処長にかけあい機密費の金塊持ちだし。
取引記録に厳正な若来が李晟達の名を聞いてしまって、さてどうする?
リチャーズホテルにきちゃったよ
エレベーターがあるホテルなのね6階が貸し切りなので、5階へ
図南に相談は?
電話するのかしら
あら、もう次回だ

『追風者』19①

若来の電話の相手先は??
間違い電話を何度もかけ、部屋番号を特定
605号室に隠されていた李晟達を特定

康処長(と、金魚の糞のような林隊長)ホテルへ登場
誰に撃たれた?に
この期に及んでも姑息な李晟達
虞会長に連絡しろという
守ってくれるからというが
「沈近真は共産党の造反者処理隊だ」という理由だった
撃ったのは違うかもしれないけど、昨晩のは間違いないという
イタリア製のシャンプー、上海には2セットしかなく、虞夫人が沈夫人に贈ったとものらしい。こんなところから足がつくとは。
駅、バス停にも手配され近真はピンチ!

盗み聞きした若来は…
康処長の命令だとして、李射殺を指示のニセ電話をかけた。共産党に罪をかぶせて後味悪そうな顔
だが相変わらず運がいい李
金塊を持って持ち逃げるところを若来が見かけ追いかけるも追いつけず

沈近真、駅で林隊長に見つかってしまったが、気丈なふり
尋問でも、なぜ私もを捕らえたの?ときく
「共産に関われば命はない」とにべもない
身柄を抑えたことで嬉々として家宅捜査する林隊長
蘇州出張の荷物が点検される
康処長からの尋問
いつ共産党に入った?
狐と狸の化かし合いはどこまでつづくのか
李晟達を狙撃した銃のM1911は出てこない

『追風者』19②

南京にいる図南は蔣主席と1対1で話ができる機会だったが、一本の電話でそれも立ち消えに

李晟達が着いたと知らされ、10秒数えるという康処長
ひっかけるためにカウントダウンを始めると近真が
「答えます!」
と、食べたい物の名ををあげて怒らせる
しかも、交換条件として出した家族の身の安全に対して「南京も承知の上なの?」とプレッシャーも忘れずにかける
「国民党員としてあなたを非難する」
近真の勝ちだった

李晟達を追っていた若来、見つけられないまま沈家に電話して「僕がなんとかします」
どうするん?
黄秘書が暗殺を企んでいると南京警察に電話
どういう意図?ただの連絡手段だったか
上海に急遽戻る図南

康処長も背水の陣、南京に我々が図南を陥れたと思われたくない
でも、目的は図南。だったら工場の方から動員しては、と提案する黄秘書さすが。
大事なことは行動する前に相談すると約束したので、とこちらも筋をとおしていて、新章はいいな。裏でなんかやってそうだけども

康処長のところへ乗り込む図南
弾丸の生産がおくれたら、あなたは共犯者だと、図南も負けない
李晟達はみつかるのかねぇ?

『追風者』20①

弁の立つ図南相手に、李晟達に金塊を持ち逃げされたことまで嗅ぎまわられ、取引材料として捜査隊の出納手帳でしぶしぶ応じたけど、彼の勘は正しいんだよなぁ

妹は私の「限界線」という図南。これがこの先どう出るのか不安材しかない
父のように兄のように、近真を守れという遺言ということもあり、共産党か否かの真偽をただすけど、明確な返答は得られなかった。康処長の勘はプロとして信用している分、お前を守りたい。守るためには全力で闘うというけど、
兄としてはつらい
「お前が心配なだけだ」
図南の妹、それが私の身分よ
信じ、、きれるのか

鞭打ちの「今日は手早く頼みます」の、康処長と林隊長のこの関係はなんなんだろうなぁ

姪に話して聞かせる妹への兄の想い
「嘘のない、自分を生きるのが一番だ」
面倒を起こしても、パパが解決すればいい

林隊長は責任を取らされての停職処分なのか。この処分が脳筋の彼に考察する機会を与えちゃったな
彼女は何不自由なくくらしているのに、「なぜ共産党になった?」過去を知れば弱みが握れる

誤認逮捕&釈放の新聞記事を書かせるための沈家パーティ。家族の愛情と信頼とに心ぐるしい近真、共産党員としてはいろいろと甘いんだよなぁ。ま、だから徐さん来ているわけか。

『追風者』20②

会場で因縁あったいろいろなメンツを見て苦々しい若来に、図南が指導。彼らのおかげで共産党の激化を抑えられている面がある。信仰や思想の闘いは金融と比べて複雑だ
気をつけろ

康処長や林隊長へあてこする図南。近真も演説で、康処長をほめる。
「汚名をそそいでくださり感謝します」
苺ケーキを食べる林隊長、ピンクが似合いすぎる
「この世でたった一人の妹だ。信じたい」
ううう

ちらちら映るテーラーの徐さんの役割は何だろう?

李晟達の行方を気にする近真、若来おまえ、ロープを持っていったの、やっぱりそれか!川に投げ込み死体処理まで。兄のこともあり手慣れたもんだった。つらい

「李は永遠に戻らない、そう思っていいのね」
貸しはチャラにって彼女にとってはあくまでも取引。
君が何者でもかまわないけど、顧問の足を引っ張らないで欲しい
あくまでも図南のためで健気ですらある
若来でも見抜ける脇の甘さがねぇ
目つき、車夫たちへの同情や警察への怒りも政治的志向を示している
誰にも言わないから慎重に行動して欲しい

ヤサぐれている林隊長 飲んでるグラスの台座の部分のカットが良い。銃も失い制服も脱いだと。彼女に、誇りや野心は失わないでと言われるけど
そんなものはもともとなかった

『追風者』20③

こっから新章かな

テーラーで。
大々的な新聞記事に、地下組織の人間が顔を晒すとはと徐さんが嘆く
李晟達については、若来が処分したとも告げる
正体を見抜かれたとも
これはーー徐さんは、若来を利用することを考えたな
パーティでは若来を観察していたという徐さん
近真に好意と不安を抱いている様子を読み、彼を取り込めるかと算段する
兄に憧れているから三民主義を信奉するはず
でもためすべきと
若来が自分に好意を持っていることを言われない限り気づかないあたり、好意がまったくないんだなぁ
共産党各地で銀行を興しているいま、金融系の人材を取り入れて欲しいというミッション

中央銀行での共産党の銀行についての会議
金融戦争で宣戦布告してきたとみた
過小評価できない点をあげる若来、タングステンの取引に着目し、将来的なリスクを懸念する
金融で大事なのはデータ
この点において図南は若来を信用しているんだよなぁ

若来、程という名で身分を偽って金塊を預けに来た
李晟達から奪ったのか、、、
この金はどこへ行くことになるのか

『追風者』21

金融戦線で宣戦布告してきた共産党に対し叩き潰すぞの勢いの図南
若来に書類をまとめる指示を出すなど黄秘書はおもしろくなさそう

林隊長が二人でシンガポールへ逃亡しようとしていたけど、軍法処を勝手辞められるわけもなく、恋人の命を盾に康処長から阿片の仲介役を引き受けさせられた つくづく不運な人だねぇ

図南が妹との仲直りの助太刀を若来に交渉の練習だと依頼するけど、
ぎこちなさが半端なくてかえって不審
こういうあたりで若来の生真面目な性格を表現してきてるんだろうな
家庭料理を所望する近真に下宿でへたくそな料理をふるまうw
周おばさんの着眼点があいかわらずおもしろい
こんな下宿を彼女に紹介するわけがない

そしてまた馬鹿正直に「君は共産党員なんだから」とも言っちゃうあたり、共産党への興味がなさすぎて、近真も17歳で入党した兄の話を振ってみるけど、暖簾に腕押し。しかも、僕の信仰もそんちょうしてほしいときた
成果を出せば国民党に入党できる
懐柔作戦は失敗

新キャラ登場
若来の地元からやってきた騒々しい女の子が駅に到着し中央銀行で若来を待つ19歳の(元)許婚
少数民族系な衣装
子犬ちゃん!呼びがぴったりすぎる
家出してきた理由はなんだろう

啊分と牛春苗がコンビを組んだ?

『追風者』22①

春苗と啊文、一緒に儲けようとなるが、大道芸と生姜の密漬け薄切りでそんなにもうけられるんか?
若来の帰りを待ってると春苗と近真が鉢合わせ
「婚約者なの」とけん制するけどなんの茶番?

啊文にもそれぞれとの関係を勘繰られるけど、別次元の人だ、複雑だからあの手の女性は敬遠しないとということは、ちょっとは好意があるってことだね?

そこかしこに若来を可愛がる図南の様子がみてとれて大変良い
自宅の夕飯に誘い諦めずに妹と交渉しろいういうが、期せずして春苗から幼少の恥を晒されていて怒り心頭、からの偽造銀貨発見までが一連の流れだったのか。な・が・い!

宋先生の指示で、上海警察局、軍法処捜査隊と協力し、偽造銀貨調査委員会を立ち上げることに。ここにも林隊長が組み込まれてきた。康処長にいいように使われていて不憫だねぇ。なんだろう、彼のこの、いたぶられる役が似合う感じ。。

共産党が金融市場を乱そうとしているのではと林隊長が意見するも、ここまでの精巧な技術はないはずと一蹴。副局長が県外での製造と言いだすあたり一枚噛んでそう。
「解決した」テイにするため、これに康処長経由で林隊長が協力するわけか。
警察にも協力者がいると見越して情報をわざと流す
情報合戦の様相になってきた

『追風者』22②

精錬課で銀貨を調べるため近真のいる工場へ
銀含有量はは30%
先週製造された物が最新という
可愛いバイクのシーンはここだったのか~

運転手に優しい康処長が不気味さを演出
「無事に着くことをいのってるよ」
そこかしこに伏線があるな
ぶつかってきたトラックに横転させられガソリン漏れ、そこにタバコを投げ入れられ爆発でふっとぶ若来
燃えてしまった資料
かけつけた図南が余副局長を怒りのあまり殴って宣戦布告だ!

妨害されたことを報告するも取り合ってもらえないばかりか、補修工事の名目で盗聴器をしかけられてしまい、敵もさるもの

若来の病室を訪ねる近真とは「相手の狙いは書類と答える」あたり、共犯めいた感じになってきたな
音楽が変わったけど甘いかんじではない
この事件は、調べても闇に葬られると断言する近真
牛春苗がちょこまかウルサイ

「身の安全に気を付けて」調査は続行
車夫の運ぶ先が鍵となりそうなので、偽物の見分けを肩を伝授したっぽい
人海戦術でつきとめたものの、林隊長の手下に盗聴されてた!

急行したけどすでに、林隊長の手下が掌握しており、なすすべもない。ここがアジトで間違いないと誘導したかったらしいが、それとは別に
証拠集めを指示する図南

さてなにがわかるかなぁ

『追風者』23①

撤収する図南一行を不敵に微笑んで送り出す林隊長、若来を見張れという
鋳造現場での遺物から算出した銀貨の計算の合わなさからニセの工場かもと見抜く若来
それにしても若来が計算中の牛春苗がうるさくて、お節介が功を奏す事もあるっていうことの例なんだろうか、中国ドラマあるあるなんだろうか、自分はこういうのが苦手なのでノイズでしかないけど

本物の銀貨鋳造所を死守する部下
どうせならと、あえて工場に近づかせ皆殺しにするという康処長
おびき寄せ作戦か
きな臭くなってきた
宋先生より大姐を頼りにしている康処長、ここがわからない

林隊長の部下にはわざと尾行させアジトを突き止める作戦の図南・従匀・若来の三人組。車に残された黄色くん、がんばった!

若来の部屋に図南と二人で籠ってるところに、牛春苗が帰ってきた
「子犬」の名前の由来を聞き、図南も調子に乗って「今後は私も子犬と呼ぶよ、長生きするように」って「子犬」確定!
そしてやはり江西は共産党のメッカなんだなぁ、つい紅軍と言ってしまう春苗
に若来が「彼は国民党だ」と戒める
図南としては庶民の感触が知りたくていろいろ聞いてみたけど
国民党は長く続かない、口は達者だが実行力はない等と言われていることを知り、庶民の国民党への反発を知る

『追風者』23②

アジトをつぶすため、宋先生に応援を頼んだけど電話に出ず。どうやらシカトをきめこまれたらしい。けど、この機を逃したくないので、乗り込む図南たち

工場に乗り込むと林隊長から狙撃を受ける
訓練された部下と本気の林隊長
どうなることかとヒヤヒヤしたけど、春苗グッジョブ
豪アニキも応援してくれてた。春苗が匪賊のように刃物を使える子だとは知らなかったなぁ
車夫たちの手伝いもあり林隊長の首に縄をかけて引っ立て、工場の証拠写真を撮る黄色君だったけど、まだふてぶてしい態度の林隊長。なんと奥の部屋に阿片があり、これはどうしても死守せねばならない案件らしく、余副局長が捜査隊を引き連れて口封じの殺戮が始まった、、、
近真の狙撃で危機を逃れ、車夫たちが犠牲になってくれたおかげでなんとか裏門から脱出できたけど、この虐殺は忘れられない一件だな。

このままでは済まさないと反撃に出るための証拠固めをしていたら
陸秘書がやってきて宋先生が呼んでいるという
康処長と余副局長も来ていた
とことん戦う姿勢の図南だけどーーー

『追風者』23③

車夫たちが検挙される様子に納得がいかない若来が沈家に来たけど会えたのは沈近真だけ。彼女が狙撃していたことが若来にはバレてるんだな。つくづく勘のいい若来。でもこの件に関しては「隠蔽されると思う」と近真の冷静な意見だった

案の定、図南が暗い顔で帰宅
無力感で酒を飲みグラスを投げ割る図南
若来の言うことは重々わかっているけど言わざるを得ない
「政治は妥協の芸術だ」
上が!すべての証拠を破棄しろと、とはつらい
国民党が腐ってきてる証拠よなぁ…
若来が「このままだとこの国はおしまいだ」と焦るが
近真は「根が腐った木の枝きっても無駄よ」にべもない
図南が信じていたものはなんだったのか
若来、すまない
すまない、失望させた
自分が情けない
車夫の命と引き換えになったのに真相を闇に葬ると?
怒りの若来

記者会見を開かされた図南
首謀者は、別名の人と林隊長になった。彼は生贄。
死んだ車夫達に罪を着せることに我慢できない怒りの若来、殴り込んじゃった!
貴社には
「央銀の職員が事実を把握せずに発言してしまった」
とごまかす。
車夫達には弔慰金を出すというがーーそんなもんで解決にはならないよなぁ、、

『追風者』24①

賄賂を受け取った新聞記者が真相を伝えることはないと知り、車夫達に罪を着せてしまったことに対して図南へのわだかまりはくすぶったままの様子
林隊長が護送されてきて図南にあげつらって言う
「康処長の尻ぬぐいをする気分はどうだ?」
日ごろからご立派なのに肝心な時にダメだった
今日、声をあげるべきだったとなじられる
若来に対しては
「俺も昔はそうだった、君もこうなる」と呪いのような言葉をかける

バーで二人で飲むシーン。
これは国民党組織への失望の酒だったのかぁーー
国を変えるために入党する者もいれば、富と権力のために入党するものもいる

蒋主席に伝われば一掃されるはずという言葉もむなしい
いまは妥協してもお前は第二の林樵松にはならない
諦めなければ変えられる
悔し泣きの若来と、
二人で歌いながら帰る夜道。
かなり尺がとってあって、師弟の絆の意味なのかなぁ?
ふけゆく秋の夜で馴染みのある「旅愁」の曲が流れていた
中国語の歌詞はどういう意味になっているんだろう?

牢獄の林隊長へ美絹が面会に
5年も経てば出られるはずというが、美絹の幸せを願い自分のことは忘れろという。
たった5年でしょ!待つわに号泣の林樵松

『追風者』24②

日が改まった?
多少月日が経った?
央銀にて、金塊引き出しする若来「程長風」という名がみえるけど名義は大丈夫なん?

なるほど、豪兄貴たちの釈放に金を積んだのか
若来の故郷の人たちが紅軍に入る理由がわかったという兄貴だったけど、若来には納得できないかんじ
やるせない気持ちの若来に資本論の本を処方箋よと渡す近真

春苗は江西に一緒に帰ろうという
この街はおかしい。誰も真相を話さない
ここでは誰もが真顔で嘘をついている
ねえ、子犬。あなたにこの街は似合わない
冥銭を燃やしながら、田舎にも銀行がある。共産党の銀行だけども
葛藤の末、資本論をよみだした若来
射撃も近真に教わる
少しずつ若来の共産党への嫌悪感が薄れていく様子がわかる

世の中を変える覚悟を持っていても、実現させてこそ。
名前を知らない関係でも私たちには同志という名前があり、組織という家がある。共通の理想があり、背後には多くの仲間がいる。この国は共産党の下で輝きを放つ
顧問の理想と同じだという未来をここにみいだしたかも

1932年1月20日
第1次上海事変の少し前
反日分子との衝突あり
市政府が日本軍の要求をのんだけど軍が攻め込んでくることはまちがいなさそう
七宝街あたりが襲撃され火事がー

『追風者』25①

戦争が始まった
日本軍への抗議のための銀行業務は一斉休業とし、十九路軍への俸給の支払いを提案する図南
停止にはしぶしぶ三日で応じた虞会長、

先日の日本軍進撃の戦禍で下宿先も悲惨な状態に

近真が物資を持ってくる
ついでに、銃を護身用に渡す
国土を守るは我らの使命と十九路軍からの宣言
牢屋で死ぬより、戦争で死にたい林樵松
図南も国民党として十九路軍に資金援助したいが輸送に難があり

租界にいられればまだいいほう、追い出されるのが現状
軍費の捻出に苦労
租界から十九路軍までの持ち出しに苦労する
志願する若来

日本鬼や血債血償
など書いた紙が貼られ当時の様子を再現していた

金は軍のために仕え、物資は運んでやる豪兄貴かっこいい
瓦礫の中を人力車や大八車で運び出す
日本の義勇軍に見つかる…?
あちゃー軍隊もきちゃった…と思ったら、林樵松達だった
受刑者なのに国民党のために戦う彼の活動は若来にどう映ったのだろうか

物資は七宝街の辺りを中継地点として十九路軍まで運ぶことができ、
祖国のために!
この思いからか沈顧問も来て手伝ってくれ、しかもここで夕飯まで食べていた
信頼が深まるね、、

『追風者』25②

「米国のように国債を発行すればいい」と若来が提案するが、中国は「まだ」政府に信用がないから難しいだろうという顧問
このあたりの展開、次につなげる要素なんだろうけど、ちょっとこじ付け的な気もする…まぁいいけど

つかの間の勝利も、停戦協定は上海から中国軍を撤退させる不利なもの
「我々は時間を勝ち取った」と図南は強がるけど、政府筋からは「国難を前に民心を用いよ」と腹黒い指示がー
銀行としてはどうするのがいいんだろうねぇ
大姐のところに集まる虞会長たち。建設国債の件らしいが悪い予感しかない
大姐って誰よ、、政府と絡みがありそう
役割として銀行は国債を買えと強要されているんだけど
政権交代のたびに債券は紙くずになってきたことを見返したい気持ちもあるんだろう図南、、わかるけどでも!

図南の電話が盗聴されており、仕掛けられた罠ともしらず、市場取引を開始
ルール違反は上海から消えてもらうと脅すけど、ルール違反を促す鳴泉、陰謀渦巻く金融界隈

国債の高騰ぶりに、足元が浮つく周おばさんたち
買うことで国家に貢献するという、民心を利用ってこれか
「うなづくだけでいいの」
下宿の周おばさんに内部情報を強要されるけど?
見てるほうが暗澹たる気持ちのまま次回…

『追風者』26話①

うなづく若来に嫌な予感しかないよねぇ、、
追いかけまわす牛春苗ちゃんにいまだ「子犬」と呼ばれて返事してるのカワイイ
「国民から金を奪う制度よ」「良心はないの?恨まれるわよ」
正しいな

国債の値あがり方が異常
予想より順調だしこれも国民の信頼という図南が楽観視してるけど、若来が「誰か(銀行)が大量に売ってる」と見抜く
鳴泉たちは祝杯が映り、
図南は破産者が出ると予言

政府の情報に振り回される民衆たち
あのじーさんは、ほどほどにするべきと忠告するし危険だというけど
周おばさんはもっと儲けたいんだよなぁ
「若来に従え」とも言ってくれるけど馬耳東風
啊文も夜食にとスープをもってくる始末
80元にはなるが大勢が破産するだろうという言葉は、伝わらないだろう
やぱりみんな買っちゃうんだろうなぁ

孔先生の(再建回収の前倒し)情報を操作したり、外国人から買う方法を伝授したりとやり手の鳴泉のしたたかさが際立つ
ここまでは銀行が買い戻すことも予測していた図南、冷徹な一面も見せる
「一部の小口客は投機者であるが、害虫でもある」

若来には売ったと言えと周おばさん、こういうところよくわからないんだよなぁ
若来を軽んじてるとしか思えなくて

『追風者』26話②

株や国債ってリスキーなんだけどなぁ
徐さんのテーラーでも話題に。蒋介石のことは軍閥で利益集団と見なしているし「南京への失望を目の当たりにした時、我々の道は拓ける」
ま、そういう筋書きだよね

「安心しろ、空売りはさせない」意地を見せたい図南だけど。
若来の全身が映って見送る図南、弟子、若来の見納めかもね

明日売却禁止=盗聴
南京からの回収中止
が裏で進み、ヒヤヒヤドキドキ

電話一本で従わざるを得ない焦る図南、怒る図南
追い打ちをかけるように南米にいる蒋委員長からの手紙
真相は公表するな

阿鼻叫喚と暴動の取引所で
個人の責任にされ、央銀の責任にされ、八方塞がり

大口取引の記録が入手できれば証拠になるから
黒幕を暴きたい若来に対し、民意がだいじという図南
意見が分かれてきたなぁ

今回の裏の裏には南京政府という構図が真相で、政府に失望させたくない図南の思いが空回り
嘘で守るのか
今の(自分の)立場が恥ずかしい
偽造銀貨のときも考えが、あなたに従った
でも今回は無理です
若来、バッチを外して辞職

銀行の屋上で啊文
投身自殺を図る
若来が
「僕が正義を守るから」と言うも
「あんたは無力だ。あんたは羊だ狼じゃない」
はやく逃げ出せ!
ほんまやで、、(涙)

『追風者』27話①

屋上で一人、若来

ぼろ儲けにバーでおはしゃぎの虞会長と康処長と鳴泉、大姐のおかげだという
取引記録を処分しろという虞会長、さすが老獪だな
泥はすべて沈図南にかぶらせる算段、南京から命令させるらしい
いつそこまでの恨みを図南は買ったんだろう…

図南が、盗聴にやっと気づいた。遅いよ…
央銀に矢面に立たせ裏で儲けた南京政府への大きな失望から辞表を出すという

下宿屋の周おばさん、やっぱり家を抵当に入れてたじゃん、若来、宿がなくなっちゃうよ?
そしてやっぱり央銀の責任にされた
頷いたじゃない!ってお前が頷かせたやろって
じーさんは擁護してくれたけど、人々の怒りが苦しい

図南は辞職する意向を家族の食卓で告げる
国民党へ失望はしても、この兄を共産党へ翻意させることはできなさそうだけど、近真が機会をうかがっていそう

「僕がうなづかなければ買わなかった」
冥銭を燃やす二人に、じーさんが過去語り
数年前に破産した時より今回のはさらにひどい
上海中の庶民の稼ぎがすべて吸い取られた

賢いうえに善良なお前にこの世界は似合わない
腹黒くなければ生き残れないし、家柄の問題もあり最初からこの結末は決まっていた

思案に暮れる若来が美しかったり、襟の内側の汚れもよかったりで好

『追風者』27話②

宋先生から「中正剣」賜る死ぬ覚悟で挑めという意味か
申報(新聞)に自殺者報道が大きな見出しで自殺自殺載っているのを見つめる図南
これは鎖と枷だ
我々は国を裏切らない
国にも裏切らないで欲しいものだ

周おばさんは正気を失い姪っ子が入院させたけど、
みてなさい!と唾棄された。言いがかりもいいところなんだけど息子同然に沿道をみてもらっていたせいか若来は優しいよなぁ

過去回想で国民党への失望が深まる若来に、田舎へ帰ろうと牛春苗がいと逆に奮起してしまうw
「命を賭けて奴らと闘う」取引記録を探しに央銀に忍び込むと近真と遭遇
蒋委員長が知っていたという証拠はまだないが、
警察幹部が自ら放火しに来たというのは証拠でもあると

若来の部屋で帳簿解析
簿記の帳簿ってこの時代からこれ?妙に懐かしい

証拠が出た、若来は顧問にこれを渡したいと言う
若来の思惑は、顧問が投機家への「贖罪の機会を残したい」
でもなぁ、図南は退路が断たれているからなぁ
「あなたの決定を尊重する」と近真が言うのは、この先が見えてるのかも

央銀の会議室では、日本の投機家福田信一のせいにすると発表することが決定

放火にあったのにどこで取引記録を入手したんだ?
財務部高官の妻が黒幕と詰め寄るがー
次回!

『追風者』27話 参考資料

【中正剣】
中華民国の陸軍士官養成学校であった黄埔軍官学校において、功労者に下賜された短剣

【満洲事変と第一次上海事変 ―十九路軍と東北義勇軍の対日抵抗の実態と特質―】
agu.repo.nii.ac.jp/record/903/

『追風者』28話①

取引の証拠を突き付けても、デマだと一蹴する図南
若来に
「いったい何がしたい」と問うとと「正義の追求だ」という
政治は妥協の芸術なんだ
そこまで身勝手ならしょうがない
今この瞬間から、私は君の師ではない
絶縁され呆然とする若来だったけど、図南としては、なんでわからないんだと忸怩たる思いからの言葉だったかもなぁ
きっと言い過ぎたって後悔してると思う

テーラーでも徐さんが怒ってた
蒋は金欲しさに民心を捨てたのか
取引記録を新聞社に持っていって、南京政府の正体を暴く計画を立てるが難しそう
私的に印刷し、新聞のルートで配布ても、個人の発信ではデマだと思われるし
そこへ訪れた若来
「新聞社に記事を書かせたい」
僕を手伝えるのは共産党だけです
貴方は党員でしょ?と、切り札を出したが断られ
自分でなんとかするというと、徐さんも根負け
「焦るな。この件は闇が深い。殺されては真実が伝わらない」
そこで、記者のプライドを利用するという若来が立てた計画に
「あの青年は天性の革命家だ」と徐さんが感心する
でもこれ以上何もしないと僕の良心が許さない
被害者にも顔向けできない

『追風者』28話②

建設国債は詐欺
庶民を虐げ 国家を害した
許されざる金融犯罪だ

特ダネ発表の知らせを各新聞社に郵送する二人
ガリ版印刷する若来・封筒詰めする徐さん
男性がこういうちまちました作業を熱心にやっている姿はいいものだなぁ

軍法処捜査隊に林隊長が復活してる
記者が集まれば捜査隊は手が出せないと思っている
借金でもめたことにする提案を部下がしたけど、銭親分に頼みにいかせたぞ?
阿文の墓を建てた

拡声器で発信し、盛大に告知
マイクの部屋を囮にし、情報は気球から紙をバラまく方式
民衆の手前、記事を書くしかなくなる作戦
ルオライの服がさんとうふくになってる
切れた電線に林が気付いた

革命根拠地の金融システムに彼が必要だ

ねえ子犬かえりましょう
始まったばっかりだ
秦の黒幕が罰を受けるべきだ
デモが役に立たない
装甲車をだしてきた
デモが鎮圧されて、火に油状態
新聞社を十数社閉鎖できただけ
100社以上あるという

捜査が央銀に入ったら君も逃れられない
もう師弟関係は解消
徐さんとの会話中の曲が共産党勝利の雰囲気ある…
国民党は腐ってる
君はすぐに上海を離れるべき
顧問にこの資料を渡すという
共産党の銀行は貧弱だとかいてくれという
農民銀行が育つ時間をくれ

『追風者』28話③
師弟関係に泣かされるッ

央銀に出向いてかねてからの宿題の共産党の銀行についての報告書を図南に渡す
結論:おそるるにたらず
だが、彼らは庶民を傷つけたりしないし私服を肥やしたりしない
共産党にも国民党にも入らない
黄秘書へも、あなたは血が多く流れたのになにもかんじないのですかと啖呵を切る

扇動者は社会に動揺を与えるとでもおもわないとやっていれない林

屈辱と重責の中、あなたは自分をごまかしていると図南にも容赦ない若来
皮肉だったが、図南からは別れの言葉
「心の火を消すな」
自分が最も嫌う種類の人間になるなよ
捜査隊が、図南を捕まえに来た
「全て僕がやりました」と名乗り出る若来
取引記録も僕が入手をと告げるが、
「すべて私の指示だ。全責任は私がおう」図南も引かない
二人とも連行されるピンチに
「流出させたのも僕だ。僕はもうあなたの弟子じゃない。これまでの恩は忘れません。お元気で」
別れの言葉が来たぁぁ(号泣)

林に連行される若来をみた牛春苗が走る!頼みの綱は共産党だった

報告書をみた図南が虞家へ乗り込み直接交渉
「大姐に陳情してくれ」
魏若来を救うため、腐敗の根の大姐に屈した形がつらい

腹を決めたかのような若来
処刑場にて、次回!

『追風者』29話①

処刑しようとする林樵松と魏若来の会話もエモい
跪く若来に「遺言は?」と問う
央銀に採用された君は羨望の的だったのに
返す若来も、林が国を思う気持ちを認めていて
「なぜ牢から決死隊へ?」と逆に問う
国のためだ
僕もだ
道は違えどっていうこのあたりがねー
図南ともそうなんだよね、、
林樵松の闇が深い

近真が狙撃して春苗が回収して。一命をとりとめた若来
でも図南もそれを見ており…妹が共産党員である薬莢を証拠として掴んでしまった

銃殺に抵抗しなかった若来の態度を叱責して根性を入れなおす近真
申し訳なくて死にたい気持ちはわかる
無駄死にはダメ
牛春苗も賛同
助けてもらったあんたはもう共産党のものよ
でも抵抗するんだよね
「共産党をよく知らないから」
正直な子や
こういところにプロパガンダが入っていてよくできているなぁ

『追風者』29話②

妹に問いただしたい、でも。
深夜の沈家での兄妹の会話、どこまで兄を欺けるか、半信半疑の図南の気持ちがつらい

着実に近真の包囲網は狭まっていて、若来達を脱出させる約束の時間に間に合わない

テーラーに行ったことにより、不測の事態が発生したことを知る徐さん
「君は自分自身にチャンスを与えるんだ
 共産党なら中国を救える」
テーラー爆発で、徐さん、さようなら…ありがとう

居合わせた近真は図南が車で回収したが、共産党だとバレてしまうし
テーラーの来店記録からも近真がかかわりのあることが捜査隊にバレてしまう
いつから共産党に?
半信半疑で問うたつもりが本当だったとは、図南つらい

哥、国を愛してるんでしょう?
虐げられる庶民を見ながら何もできず上層部の尻ぬぐいまでさせられて
それでも図南は国民党を裏切れないし相いれない兄妹
私は行く。革命が成功したら再会しましょう

若来と春苗、袋をかぶせられて良さんのところへ連れてこられた
逃亡を手助けする代わりに頼みがあるらしい
1話に出てきた銭少良(チェンシャオリャン)か!
近頃の国民党は目に余るとして、共産党に道を残したい由
この人も先を見通せる人だったな

捜査隊から近真の行方を尋ねられる逃亡中のバス車内、

さてー。

『追風者』30話①

林隊長、出て来るだけでエモい
水路近くの給油所では部下とマントウを分け合ってたし、この人も義理と人情の間で苦しむ人なんだよなぁ
図南の車を発見したけど、兄妹別れのシーンは見守っていた

近真を見かけた若来がバスから降りて助けに行くも、孤軍奮闘の近真は、捕縛されるなら死を選ぶ勢い
阻止する若来
図南は車ごとつっこみ給油所が爆発
音声なしで「哥」の叫び声が聞こえる

三人が湖畔でしみじみと
革命勝利の日を一緒に見届けてくれるはずと明日を誓う

頭部損傷で意識不明の図南を容疑者として病室で身柄拘束しいる捜査隊
林が心情吐露
あなたはだれより賢くて党と国に忠実な人なんだと思っていた
妹が共産党だとなぜ気づかなかったのか
図南の命さえ取引材料で彼も心中苦しかろう

康処長が「央銀が手に入れば上海は思うがままだ」には苦い思いの様子
国民党の腐敗ぶりが目に余るな
なるほど国民党も割れるわけだ
林樵松は図南への拗れた想いを持っていそう

『追風者』30話②

見舞いにきた妻が詩を朗読する背景映像は茶畑の山を登り革命根拠地に向かう三人。自然豊かな江西の様子。これが江西だと誇らしげな若来の表情がまぶしい

朗読している詩は図南が幼い頃好きだった「資治通鑑」らしい
役人の道を説く本のようで腐敗を嫌う図南らしい
「だから政府に仕え、国を救おうとしたのね」
あの時婚約解消しなければ、あなたの留学は引き留められたかしら
一緒に世界旅行の約束をしたでしょ
妻が気持ちに寄り添ってくれるのありがたいなぁ

焚火で暖をとる三人
近真が、同志なんだから「小姐」はやめてという
ところどころ挟まる逃亡中の三人の様子が、共産党への希望を表しているような雰囲気で、国民党への失望と重ね合わせてくるあたり、ドラマの構成としてとても良くできてる感じがする

病室の図南夫婦
辞書が妻の名前だったね、、、
国民党への失望を口にする妻
「彼らがあなたを免職に」
行政倫理処と宋先生が決めたと
宋先生が図南の訃報を掲載したらしい
だから病室も静かなのか
激しい頭痛は頭部の損傷
興奮すると頭痛、高齢で悪化
開頭手術はリスクが大きい

『追風者』30話③

命運尽きそうな図南だったけど「宋先生は彼を買っているから」と、生かされているのも不憫な話だけど
なんと林樵松の師も共産党だった
それが康処長に握られている彼の弱みなのかなぁ
国民党も右派(蔣介石)と左派(孫文からの汪兆銘)に分かれているから内部抗争も生き抜くのも大変そう
それぞれの思惑があっての沈図南、退院、、

三人が川?湖(?)を渡ってたら紅軍に捕まってしまいピンチ
国民党の金券を使ったからとか
組織に連絡して身分を確認して欲しいという近真

図南のところに黄秘書が私物を持ち帰ってきてくれた
宋先生には迷惑をかけたしと復職は難しそう
「孔氏は宋先生から央銀の管理権を奪う気だ」
と央銀の処長もやってきた
「孔の甥が就任するだろう」とも
私腹をこやす道具になりさがる
「だったらおれは隠居する」と図南

寝室談義、妻の辞書が気持ちに寄り添ってくれてるのはありがたい
家族で外国に棲みましょ、万事塞翁が馬よ

江西では
身分が確認され、若来も金融の天才として暖かく迎えられた
そして春苗の想い人は犠牲になっていた
若来の新しい人生が始まるねぇ、、、、

『追風者』30話 資料

序盤から出てきている孔氏と宋先生という単語。彼らの力関係や国民党における影響力を全くわかっていないまま見てたけど、向こうの人には常識なのかも?
もしかして「宋家の三姉妹」を見てたらわかったのかも?と思ったりなどした。
wowowで放送された時に見ておくべきだった。どこかで探さねば
もし彼らのことだったら、これは図南の立場はかなり複雑だなぁ

ふむ
大姐とは宋家の長女のことらしい
note.com/yibao/n/nbc4284a6e1a8
宋家の三姉妹 
靄齢(AiLing)、慶齢(QingLing)、美齢(MeiLing)

『激動の中国を生きぬいた三姉妹』
taweb.aichi-u.ac.jp/leesemi/ro

1話2話のあらすじを詳細に書いてくださっている方を発見
「追風者」王一博の誕生日の8/5から「みるアジア」で配信開始
funonvenus.com/wof00/

『追風者』31話①

上海外灘が映る
上海から離れるということかな

図南は紅軍に勝てない国に憂える
上層部がだらしないのよと妻の辞書

一方の江西では本拠地らしい雰囲気
貧しくとも人々は朗らかで劇伴にはラッパの音
共産党の門を見あげて
「僕は入らない」という若来
実家の父に兄の死を報告しないといけないしね
そして今は金融界に関わる意欲も自身もないという

ドイツ銀行との取引で上海に来ていた雷鳴がここに居た
中華ソビエト国家銀行なのか
本人の意思で来て欲しいと雷鳴

自宅で共産党対策の政策をまとめてた図南、正義感からだろうけど後々これで墓穴掘った感じだったよね…
高すぎる理想も考え物…

父に会えてこれまでの選択と生き方を肯定されて若来もほっとしたことだろう
農村の店での会計係の仕事に携わるようになり央銀時代の仕事を懐かしむ若来
弟子入りの儀式も思いだす
「君の初志は?
 全力で国に尽くします」
若い娘がきた
計算を学びたいという気持ちに未来を見る

 

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『追風者』38話(終)⑤

魏若来のモノローグ
1935年10月で長征は終了し
1936年12月、名前を変えて上海にもどった
足取りも軽く
「孤雁」と上海証券取引所で会う約束で新たな金融の伝説を作るんだそう

折しも西安事件勃発で蒋介石が拘禁の新聞記事に追い風を感じる作り。そして、証券取引所で待っていたのは「孤雁」は沈図南だったよ!
新たな風が吹く~

END

EDも最初の曲にもどり、彼らの歩みを感じたなー
情に篤い男たち(図南と樵松)の話だったし
きょうだいの話だったし、師弟の話だった!
「孤星」から「孤雁」へ、いつも若来を見守ってる感じ

実在の人物を参考にして金融界の幕開けを描きたかったというドラマ製作陣の熱い思いが感じられる良い作品だった
言語化されてない部分を自分がちゃんと受け取ることができていたらいいなァ

林樵松に関してはもうちょっと描きたかったのではないかと思ったりするけど、
ジャン・ティエンヤン(張天陽)さんの怪演から汲み取れるものも多そう
今までも情に厚い長男役などもあったし、役柄ならではの屈折した複雑な感情の演技が上手い方なだけに、沈図南に対する憧れと嫉妬からくる逆恨みの部分を表現してくださっていたように思う

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