「すずめの戸締まり」ネタバレ感想
すずめさんが最後、幼い自分に大丈夫だよと伝えるシーンがよかったです。「自分が大好きになる人は現れるし、自分を大好きになってくれる人も現れる」みたいなことを言うのが、環さんとのことや旅中で出会った優しい人々との交流があった上で語られたのが、とても……。
映画をつくった人たちの祈りが込められている気がして……。物語として語り直すことでなんとか、という……。
環さんの「それだけじゃない」の場面も好きでした。
それだけだったら、とうていできないことをいくつもいくつも見たあとだったから……。
それだけだったら、毎日キャラクター弁当は作れないし、地震のとき仕事を早退してこないし、心配で長文LINE連投しないし、遠路はるばる探しにこないし、汗まみれになって自転車をこぐ役をやらないし。
「君の名は。」を経て「すずめの戸締まり」が出てくるのって、真摯にそれをやっていこうと歩んできた道筋なのかなって思えて嬉しかったです。