葉隠、良い本だぁ…
その日が自分の最期の日だと思って念を入れて役目をこなせば間違いはない。
そのとおりだと思う。
今年も、もう半分終わったよ。こんなに早いと人生終わっちゃうよね。その自覚が大事で、自分は今にも死ぬかも知れない。
だから、念を入れて今やろう。
そういう心意気が真の武士道なんだってさ。それでもし失敗しても、自分の糧になるから恥ずかしいことじゃない。もし死んじゃったとしても、念を入れて役をこなしたんだから無駄死にでもない。
なるほどね。仏教も同じこと言ってるよ。いつかは人間皆死ぬ。だったら善いことを生きてる内にするのが一番良いことじゃないか。
武士道と仏道、繋がりがあるね。
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逆に、自分が損をしないようにだとか、死ぬのが怖いから危ないことはしたくないという、生にしがみつく選択をして生き延びるようなことほど恥ずかしいことはない。
無謀と勇気は紙一重と言うように、死を自覚して念を入れるというのは、境い目が難しい。
死力を尽くすというのも通じるかも知れない。何にせよ、念を入れて何かをやる、仕事に臨むというのは、どうやったって安全域からは出て、勝負に出ることになる。
ならば、自分が今から死ぬかも分からんが、念を入れる。逃げずに戦う。それが武士道ってものらしい。だから鍋島は家を長く守れたんだとか。
やる気以前に、死ぬ覚悟ってことかな。それが抜けてて、自分だけ助かる皮算用をついやっちゃうから、世の中は冷たくなったのかな。自分が死んででもやる、という熱い感情が冷めたから。 [参照]
