( ..)φ→「危ういなと思ったのは「ウクライナが西側に接近しようとするから、ロシアを怒らせてこういうことになってしまったのだ。だからウクライナが軽率であった」あるいは「西側のNATO東方拡大が悪かった」という議論が起こったことです。この議論は一概に、否定できない。確かにロシアはそれをものすごく面白くないと思ってきたし、脅威だと思ってきた部分があります。
でもこの論理だと、中国が台湾に対して軍事的圧力をかける事態が発生した場合、「台湾はもともと中国の一部なんだから、一緒になると言えばいいのに」と、ヨーロッパから言われてしまう可能性がある。その場合に我々はどう返答するのか、というのは考えておかなければいけないでしょう。」【「愛着」もあったロシアに向き合い続け…軍事研究家・小泉悠が抱くむなしさ #ウクライナ侵攻1年(Yahoo!ニュース オリジナル Voice)】 https://news.yahoo.co.jp/articles/ce8757deb9d7f3ab1d8197d794caa4f7269d8704?page=2
( ..)φ→「また、「ウクライナは非常に汚職が激しいだめな国である」あるいは「ネオナチがいる。だから、こんな国は攻められてもしょうがない」という論調もありました。ウクライナに汚職があるということは誰も隠していませんし、他の欧州諸国と比べてウクライナにいるネオナチの数や、社会全体に占める比率は決して多くありません。どちらも深刻な問題ではありますが、果たしてそれがロシアの侵略を正当化する根拠になるのでしょうか。情報量が多い戦争ですが、今までの状況や背景を把握しないまま議論すると、おかしなことになりがちだなと思いました」【「愛着」もあったロシアに向き合い続け…軍事研究家・小泉悠が抱くむなしさ #ウクライナ侵攻1年(Yahoo!ニュース オリジナル Voice)】 https://news.yahoo.co.jp/articles/ce8757deb9d7f3ab1d8197d794caa4f7269d8704?page=2