( ..)φ→「そもそもこの記事を企画し始めたのは昨年9月の沖縄県知事選挙直後、岸田内閣が土地規制法の運用について閣議決定をしたことだった。
土地規制法とは軍事基地など安全保障に関する施設の周囲約1キロについて監視や捜査を強化するもので、国家の恣意的な運用が懸念されている。
9月に辺野古のゲート前で新基地反対運動の象徴的存在である山城博治氏にインタビューした際も、この法案を根拠に「辺野古ゲート前のテントが撤去される恐れ」を語っていた。
しかし、それからの数ヶ月で状況は目まぐるしく変化し、あからさまな「戦争への準備」が激流のように島々を包み込んでしまっている。有権者との合意形成も曖昧なまま、想像できなかったほどの猛スピードで外堀が埋まっていくのを見つめながら、私も取材者として混乱しているのが正直なところだ」
【「政府は沖縄を再び戦場にするのか?」自衛隊配備の現場を行く・石垣島編 – 集英社新書プラス】 https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/news/22385