「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の感想的な
面白かった。
戦争のバカバカしさを水木の回想としてちょいちょい挟んでいて、ファンタジーの中にも社会的なテーマも織り込んでいるなぁと思った。
水木は、水木しげるがモデルなのかもしれなかったが、腕は失われておらず、そこは若干ぬるさを感じた。
巷にはこの映画の二次創作がたくさんあると聞いたけど、映画を見た直後、他の観客がいっせいに自分の読んだ二次創作の話を始めていて、なんともかんとも。聞くところによると、だいぶご都合主義な見方と解釈が含まれているっぽく、もちろん辛すぎる現実を甘くコーティングして自分を癒す二次創作の効能はあるのだと思うけれど、この映画の不条理さをまずしっかり受け取ってもいいんじゃないかなと思った。