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映画「君たちはどう生きるか」の感想 

わたしのいまの考えや気分とは異なるものだった。とはいえ、映画は悪くなかった。
まず、ストーリーは吉野源三郎著の『君たちはどう生きるか』とはほとんど関係ない。コペルくんは出てこない。
観てすぐの感想なのでなんともだけど、いまのところの感想を。
わたしの考えと違うところを書くと、〇〇の血を引くものにしか見えないっていうストーリー展開。「は〜所詮は血族ですか!」と冷めた気持ちになる。父親の再婚相手が母の妹というところ。所詮、血族かよ、血が繋がっていればオールオッケーかよ??となる。あと、いまのわたしは女性が子どもを産むことの身体的なリスクを重く感じている。
でも、宮崎駿はきっと牧歌的に産むこと生まれることを肯定しているのだろうと思った。それを全力で描いている。
『君たちはどう生きるか』という本を眞人の母が成長したであろう息子に遺すところは、戦前から、親が子どもにこの本を読ませたいと願う親の思いが、少なくともわたしが親世代まで受け継がれていたことを思うと、グッとくる。

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