『355』観ましたよ。期待通りに華やかな映画でしたけど、予告編にあったエッフェル塔が爆破されているシーンが本編にまったくなかったのには驚いたしガッカリした。予告編に本編では使われなかった場面が入っていることは別に珍しいことでもないけれど、こういうスケールの大きい話の映画で予告にある災害シーンが本編で欠落してたらそれはかなりの手落ちなんじゃないかと思う。おかしなことにこの問題について突っ込んでいる人が英語のサイトも含めてまったく見つからない。もしかして私が見逃していただけ?そんなばかな。予告と同じ流れの場面はたしかにあったが、予告でエッフェル塔が映るべきところが別の災害シーンに差し代わっていた。もしかすると何か事情があって差し替えをせざるを得なかったということなのかもしれないが、全体的に大味な印象の映画でもあるから、それ以上深追いするほどのことではないと思われているのか、誰もそんなことにさえ気がついていないのか。わからない。
でもさ、そもそもいつからアクション映画が緻密な物語じゃないといけなくなったんだ? 大味なアクション映画だっていいじゃないの。撃ち合ったり殴り合ったり、それはまぁ仕方がないけど、昔のアクション映画を観ているより、今のアクション映画のほうが人の命が軽く見えてしまうのはなぜだろうか。撃たれたりする描写が生々しいからかな。まぁ、それはあるだろうと思う。