(続き)→ 登場するのは沖縄の政界や経済界の重鎮、平和を訴え続ける市民運動家、文学・古典芸能・伝統料理などを牽引してきた文化人ら12名。
それぞれの生い立ちや戦時中の体験、現在の仕事を選んだきっかけ、多くの苦労を重ね功績をあげていく過程などが、詳細に語られます。
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個人的なエピソードはもちろん、その背景にある沖縄の複雑な社会状況や生活環境も浮き彫りに。
空襲・収容所・戦果あぎやー、疎開・移民・アメリカ留学、反米運動・海洋博…。
沖縄の戦中・戦後に秘められた、各業種・業界の知られざるドラマ。
実に興味深い一冊です。