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「ちゅらさん」第4話にも登場した、沖縄の大きな石造りのお墓「亀甲墓(カーミヌクーバカ)」。
実はその形は女性の子宮を表しており、死後再び母胎に帰る“胎内回帰”の思想に基づくのだそう。
こちら『南島・沖縄の建築文化 - その1』には、そんな亀甲墓の詳しい解説が載っています。
(続く)→

(続き)→ 亀甲墓は17世紀後半、明から琉球の士族へ伝播。
明では個人の墓でしたが、琉球では一族の合葬墓として巨大化し、18世紀には農民にまで広まります。
建てる際は、暦判断により日程を決め、風水に基づき地形や方位を選び、寸法の吉凶を測る「唐定規」で入り口のサイズを定め…と複雑な工程が。
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一族のお墓参り・清明祭では、お供えのご馳走を広げて墓前での宴会も。
こうしてご先祖様と子孫達が一緒に楽むのも、あの世とこの世・死者と生者の距離が近い沖縄の死生観の表れでしょう。
本書では他にも、沖縄の城・拝所・民家・近代建築など様々な建築物を解説しています。
ご興味あれば、ぜひ。

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