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沖縄の洋画家、名渡山愛順氏をご存知ですか?
1906(明治39)年那覇生まれ、東京美術学校の西洋画科卒業。
そこで学んだ油彩の技法で、琉装を纏った女性や裸婦の絵を描きました。
作品集は1980年に豪華版が出版され、こちらはその中から名作60点を精選して1990年に刊行された普及版です。
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絵の特徴は、西洋画の王道とも言える古典主義的な油彩のタッチ。
それでいて描かれるモチーフは琉球舞踊であったり、小道具にも紅型・琉球漆器・焼き物などが置かれ、沖縄の伝統文化の精華が画面から放たれています。
音楽に例えれば、オーケストラが奏でる沖縄民謡、といった趣きでしょうか。
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名渡山氏は戦前から多くの作品を描いていましたが、沖縄戦で全作品を焼失。
しかし戦後も精力的に作品を発表、また沖縄美術家協会の結成やニシムイ美術村での活動を通じ、沖縄の芸術振興に貢献しました。
この作品集から、氏が生涯追求した”沖縄の美”をぜひ感じてください。
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[添付: 5 枚の画像]

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