今回の沖縄出張で仕入れた、素晴らしい焼き物。
まめ書房からは初めてのご紹介となる、山川亜貴さんの作品です。
山川さんは1993年沖縄生まれ。
京都精華大学・多摩美術大学大学院にて陶芸を学び、その後高知で作陶を続け、今は沖縄は国頭村・奥に工房を建てて、製作を始めようとしています。
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写真の作品のイメージは厨子甕(ずしがめ/じーしがーみ)。
厨子甕とは琉球王朝時代から用いられた沖縄伝統の”骨壷”で、死者があの世で住む邸宅を模した立派な作り。
山川さんの作品はよりシンプルな造形で、泥を混ぜた釉薬にはプリミティブな迫力があり、不思議な生命力すら宿しているようです。
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亡くなった後もあの世で恋愛したり現世に現れ子孫と酒を酌み交わす、そんな沖縄ならではの死生観のシンボルとも言える厨子甕。
山川さん自身の経験や想いを纏い、新たなアートとして誕生しました。
蓋の裏や中の表情も見どころです、ぜひ店頭にてお確かめください。
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