今年(2023)の夏に出版された新刊、「琉球弧は島人を乗せてどこへ行く」。
沖縄の自然と人々の姿を捉えた写真集です。
撮影場所は、奄美から沖縄・宮古・八重山と連なる”琉球弧”の島々。
木々の繁る森や穏やかな海辺、そして農村の、開放感あふれる風景が目の前に。
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著者の依田俊哉氏は、約1年半に渡り各島を訪問。
地元の方々と交流し、人の繋がりを大切にする島人の暮らしに触れます。
また気象や地形などの自然条件と、人々の働きかけが折り重なってできた風景に着目。
植生を背景に人を撮影する事で、自然と人との関わりを写したいと考えたのだそう。
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広角レンズが捉えた、亜熱帯の植物の広がりと詳細なディテール。
小さく佇む人々から感じる、生活感や歴史。
ページをめくるたびに、風や波の音、動物の鳴き声やサトウキビのざわめきが聞こえてくるよう。
何気ない風景の中にこそある、沖縄の生命力を感じさせてくれる写真集です。
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