大田昌秀著①「これが沖縄戦だ」(1977)。
表紙の女の子は1945年6月に米軍が撮影、”うつろな目の少女”として有名に。
ところが後に、大田氏は生きていた本人と面会、実は女装した男の子だった事を知るのです。
その驚くべき逸話が②「沖縄戦を生きた子どもたち」(2007)に記載。
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日本兵から手荒な真似をされないよう、父親の言いつけで少女の格好をしていた事。
表情がうつろなのは、食糧を奪おうとした日本兵から暴行を受け、目・腕・頭に大怪我を負っていたため。
また米軍はこの写真を撮る際、壕にあった血まみれの服を用意し、わざわざ着がえさせたという話も。
*
幼い”少女”までも殴って、食糧を奪った日本兵。
血のついた服で、悲惨さや自らの善行を強調する写真を撮った米軍。
住民を巻き込んだ「地上戦」で、沖縄の人々は軍隊の欺瞞や醜さを身をもって経験しました。
その証言には、私達が知るべき戦争の暗部が刻まれています。

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