『密輸 1970』
監督/リュ・スンワン
脚本/リュ・スンワン、キム・ジョンヨン、チェ・チャウォン
#映画 #感想
1970年代半ば。環境汚染による不漁であえぐ、韓国の小さな漁村・クンチョン。生活のために、海女たちは密輸品引き揚げの仕事を請け負った。やがて仕事は密輸王や税関までをも巻き込んだ金塊争奪戦に発展する。疑念と裏切り、愛と友情、そしてサメ。最後に笑うのは誰だ。
っていうね~~~~~!!!
め~~~っちゃ面白かった!!!
ありがと~~~~~~!!!
だいすき~~~~~~!!!
これがほんとのオーシャンズ8でした。海女だけに。やかましいわ。あとジャッキー・ブラウンみもあった。
こういう映画大好き。なんかハラハラしながら観て、観終わったあとは「はーおもしろかったー!」って言えるやつ。それでもちゃんと環境汚染や漁村の貧困、権力の腐敗、歴史的背景、そして血と暴力と裏切り明け暮れる男たちに対して鮮やかに描かれるシスターフット……といった社会的な要素も描かれていて、エンタメとのバランスが最高だった。あと音楽と衣装がずっとかわいかった。さっき「愛と友情」とか書いたものの、真面目にフィーチャーされているのは友情部分だけだったのもよかった。
『密輸 1970』感想つづき
社会派要素がっつりめの『タクシー運転手 約束は海を越えて』で山道でカーチェイスやってたのが、「え、この映画でもアクションあるんや?!」と驚きだったのだけれども、『密輸』では軍人あがりの密輸王がホテルの廊下でチンピラ相手に大立ち回りを披露するし、猟銃はぶっぱなすし、海に潜れば海女さんたちが大活躍だし、当然のように人食いザメも泳いでるし、なんかいろいろてんこ盛りで、そこがよかったです。すげーいろんな味のするかき氷食べた気分。