『レオン』感想つづき
子役女性への配慮のなさで、目のやりばに困ったシーンがあった。マチルダがシャツとパンツ姿で家事をするシーン。おそらくブラを付けてないために、乳首らしき輪郭がはっきりと分かる。もうちょっとこのシーンの衣装に配慮はできんかったのかとおもった。
一応擁護しておくと、「レオン」の元ネタになった「グロリア」という映画(※女殺し屋が男の子を保護する話)でも、タンクトップにブリーフ姿の男の子がベッドで煙草を欲しがるシーンがでてくるため、そのオマージュだったのかもしれない……いややっぱそんなん関係ないな。6歳の男の子から12歳の女の子に設定変更している時点でその辺もうちょっとどうにかしてほしかった。
この映画が映画史に残る名作として扱われ、恐らくこの先も残り続けるであろうなか、ナタリー・ポートマンの心中を思うと、何とも言えない気持ちになる。
2018年、俳優やスタッフに繰り返し性加害をおこなったとしてリュック・ベッソン監督が告訴されている。この映画が「名作」とされてきたのも、男性にとって都合のいい視線が溢れているからかもしれない、と思う。ちなみに私は「グロリア」のほうが好きです。