『赤と白とロイヤルブルー』(2023)
監督/マシュー・ロペス
#映画 #感想
アマプラ限定配信。アメリカ大統領の息子とイギリス王室の次男は犬猿の仲で顔を合わせると喧嘩が始まる。だがイメージアップの為に共に過ごすうち、かけがえのない相手になって…というラブコメ。
いわゆる「BL」的なラブロマンスを、歴史と伝統を重んじるイギリス王室の在り方とアメリカ大統領選挙に絡めて描かれており、恋愛描写以外もとても楽しめた。勿論、恋するふたりが最高に可愛くてずっと最高だった。なんならもっといちゃいちゃしてくれてもよかった。
同じく犬猿の仲から始まる韓国ドラマ『海街チャチャチャ』は喧嘩のシーンが楽しくて「もっと喧嘩しててくれ~!」と思ったのだけど、今回は割と序盤に犬猿ではなくなるせいか、愛情表現の演出レパートリーが豊富だった気がする。甘い言葉の応酬がシャレていて好きだった。
字幕もあったけど吹き替えで鑑賞。もともと小林親弘さんの声が好きなんだけど堪りませんでした。ラブコメは観てると叫びたくなるんですが、叫ぶ代わりにMisskeyでずっと呟いていたので、よければご参照ください。
https://misskey.yukineko.me/notes/9ia7mi15fs
以下、微ネタバレ。
アメリカ大統領を演じているのがユマ・サーマンで、きっと彼女なら日本刀で襲撃者を返り討ちにするからシークレットサービスはいらんと思う…と思った。
性交渉のまえのセクシャリティ開示や、「とにかくコンドームをつけろ」みたいな台詞、主人公を支える家族の台詞には視聴者への心配りが感じられて、それらの演出がすごく映画内の世界をハッピーにしていてよかった。『ハートストッパー』(S1)を思い出したな。