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『社会契約論ーーホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズ』
著/重田園江

『社会契約論』を、その原初である450年前の思想家から現代の哲学者にわたって解説した本。読み始める前は人名も単語も具体的にどういうものかはまったく理解していなかったのだけれど、お〜〜〜もしろかった〜〜〜!巻末の読書案内もふくめて、手元に置いて道しるべにしたくなる一冊。

ルソーの章ででてきた6の字の歴史認識がおもしろかった。ルソーとロールズめっちゃ好きになったのでもう少し何か読みたい。

小さくて無力な個人が、生きている間には絶対に関わり合えない、想像すらもできない圧倒的な他者と、おなじ社会で生きる者としてどうあるべきか、なにができるのか、これからどうすればいいのかを考えるための思想。いまこそちゃんと考えなくちゃいけないことが詰まっていた。

人間は自分自身の身分や地位を知らない状況では、自分が不利にならないよう、結果的に「みんなに公平で有あるような」ルールを制定する…という解説には納得なのだけれど、それでも、読みながら私は「自分が働けなくなったら生活保護を受けるかもしれないのに、なぜ生活保護受給者が糾弾されるのか?」みたいなことを考えていた。でもおそらく、それにはまた別の解説が必要なのだとおもう。

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