『機動戦士ガンダム/水星の魔女』

フェミニズム盛り盛りで始まった一話にわくわくした。今までと違うガンダムをやろうとしてるのだとおもった。でも24話全部見た感想は、「結局いつものガンダムやん…」だった。てっきり、家父長制解体の物語になるものだとおもってたのに。いや、私の浅はかな予想が裏切られたのは別にいいんだけど、さすがに一話に登場したテーマが最終回になってもいっさい回収されなかったのは「なんで???」だった。

トロフィーとしての花嫁ミオリネはなんかふわっといつの間にかトロフィーじゃなくなり、トキシック・マスキュリニティを体現したようなグエルは自らの有害さと向き合うこともなく(それどころか有害だった父親が死の間際に見せた僅かな悔恨に愛を汲み取って救われた感じになってませんでした?)目新しめなパーツを寄せ集めて作ってみたけどうまいこと処理できなかったので大量破壊兵器と最終決戦要塞だしていつもの味付けにしましたってかんじで、そりゃないぜ…じゃああの一話はなんだったの…というお気持ちでいっぱいになった。なんかふわっと大団円にしてたけどさあ。

ガンダムは家父長制を解体(はむりでも、脱構築とか)するような物語は作れないのか?そんなことはないとおもうんだけど。

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あとこれは実体験とか私怨込みの意見なんだけど、抑圧的な親元を離れて自分の意思や意見が親に操作されていたと気づいたときに抱く感情は「怒り」なんだよな…。スレッタはブチ切れて介護もなにもかも放り投げてええんやで…。

産んで育てて生かし続けてきたからって、やっぱりお母さんのことがすき、なんて言ってもらえるとおもうなよ(これは自戒もこめて)

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