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『姫とホモソーシャル』
著/鷲谷 花

マッドマックスに宝塚を幻視し、バーフバリを母親の要求を代行する家父長制として読み解く最初の章が面白すぎた。バスの中でニヤニヤしながらよんだ。あと私も宝塚を観てみたくなった。

黒澤明は男ばっかりな話が多いけれど、見ていてもあまり嫌な感じの男臭さがしなかったことを思い出し、その理由が解きほぐされていく心地がした。

タランティーノ映画は女性の描き方が独特で、何かしらのフェチズムは感じる(特に足)し問題意識もあるんだろうなとは思っていたけど、フェミニズムの文脈からの見方がとても刺激だった。

その他ハウル、ナウシカ、ホルス、でてきた作品全部もう一度見たくなった。だいたい見たことのある作品ばかりだったのに、全然異なる視野が開けて楽しかった。

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