#映画 #感想
『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』(2022)
こんなにエエ話と思って観てなかった…。
子供が死ぬ話がとことん駄目になっているので情緒がガタガタになった。すごく真っ当なファザーフットの話だった。
日本アニメではあまり見ないタイプの親子の話だな、とおもった。「vs毒親モノ」は増えたけど、たいてい「娘vs母親」で父親は空気のことが多いとおもってるので…ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデンもそんなかんじだったし水星の魔女も強毒性なのは母親で毒父は死ぬし。毒親が認知されて問題視されるようになったのはありがたいけど、親のサポート薄すぎる中で責任ばっかり増やされて、そりゃ毒にもなるわと言う気持ちもあるのであんまり便利に使わないでほしい。閑話休題。
ディズニーアニメ映画へのリスペクトがありつつ、全体主義への批判要素があって世相を映しているなぁとおもった。
ラストが哀しかった。でも、誰もがああなる。
哀しいなぁ…。