川っぺりムコリッタ、予告のほっこりに騙されて観たら怪我する映画です むしろ怪我するタイプにこそ必要な映画 生きてるってことはままならないことばかりで絶えず嵐が襲ってくるから小さい幸せを手がかりにギリギリ縋って生きていくしかないんだよ、みんなそれでなんとか生きてるよってお話
https://youtu.be/kWgnjJor0XU
ムロさん演じる島田がそれまで好き勝手やって図々しく生きてるのに「死んだらさみしいって思ってもらえるとうれしい」って言ったところでウグ…と唸ってしまった 生きてる間ずっとウザがられてる男の望みがそれなのよ
傷つきながら生きてるからこそ、日々同じことを繰り返して、小さい幸せを積み上げて、頭を使わず手を使って嫌な考えを少しでも追い出して、最期は寂しがって送ってもらって、ときどきみんなに思い出してもらう、死と共にある生みたいなお話
最初は父親の遺骨が怖くて捨てたかった山田が、亡くなった人のことを笑顔で話す住人たちに混じったり、市役所の職員と一緒に発見現場のアパート訪ねたりしながら少しずつ骨が怖くなくなっていくのが良かったな 骨壷割れたときなんて「もー」みたいな面倒くさそうな顔すらしてたし
社長もデリカシーはないけどいい人だよな…山田くん、昇給するまでがんばって末永く働けるといいね…