昨日は朝から菊川のミニシアターで映画を見て、清澄白河の東京都現代美術館まで歩いて展示を見てお昼食べてまた展示見てしているうちに一日が終わってしまった。その途中にあった中華料理屋さんのイラストが良すぎて思わずぱちり。営業時間じゃなくて店は閉まっていたので、次に現美に行く時、帰りに寄ろうと思った。清澄白河の再来軒というお店です。

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見た映画は「リンダはチキンがたべたい」というフランスのアニメーション。
パパの得意料理だったパプリカチキンをもう一度食べたい…!だけどその日はゼネストでお店は全て閉店、という状況でなんとかチキンを手に入れようと奮闘するリンダとお母さんと団地の住人や周囲の人たちも巻き込んだドタバタコメディ。予告編見ていただくとわかる通り、とってもポップでカラフルでセンスのいい手描きの絵が縦横無尽に動くのでとても気持ちいいし、ストライキで困る話なんだけどストの意義はきちんと伝えるとか、テーマも話の作りも減点要素が見当たらないレベルの高さ。吹替版で見ましたが母ポレット役の安藤さくらさんはじめ声優陣もすごく良かった。機会があったらぜひ。
(個人的には、冒頭でお母さんが娘をフェアじゃない形で詰るシーンがあってそこでトラウマ抉られて辛かったのですが、それは作品の瑕疵ではないと思うので、おすすめはおすすめです)

chicken-for-linda.asmik-ace.co

見た展示は「ホー・ツーニェン:エージェントのA」
ホー・ツーニェンは映像表現が主体のシンガポールの現代美術作家で、パッと見、CGで作った省エネ系アニメ的ビジュアルを多用してキッチュでポップな感じがするのだが、音響も映像もテンポやリズム感がいいのか異様に気持ちいいというかついつい見入ってしまう上に、東南アジアの歴史をはじめ色んなリサーチをポリフォニックに重ねる作風で、ものすごく好みな作家だった。東南アジアの近現代史をテーマにすれば当然日本も避けては通れないので日本関係の表象もあちこちに顔を出し、「ヴォイス・オブ・ヴォイド:虚無の声」という作品は全編が京都学派テーマで、多様な立場を含みつつもアジアに対してある方向性を共有している…的なところが提示されていて興味深かった。
とにかく映像作品の量が膨大で1回では見きれなかったので、次回半額クーポンをゲットして再挑戦する予定。

mot-art-museum.jp/exhibitions/

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