【唐突な水都語り】
水都百景録の同性愛黙殺と異性愛偏重については思うところもあるけれども、当時の社会的・思想的状況を踏まえると、異性愛については、現代的な「対等な男女の関係」を導入するだけで現代のプレイヤーの納得感と当時の家父長制への批判と当時の思想潮流の変化(馮夢龍の「山歌」とか)の説明が3つながら可能になるのに対し、当時の(特に男同士の)同性愛は権力勾配を前提としたものなので、現代の価値観にとって違和感のない内実の同性愛を導入するには、歴史的な家父長制に関する部分のそれなりの改変が必要で、しかし封建的な家父長制への批判があのゲームの根幹にあるので、なかなか作り方が難しいのかもしれないなというのが現時点での認識。そのうちちゃんと書きたい。
なお、探検ストーリーというか董其昌回りの「19世紀かよ」なヘテロロマンチック・ラブ・イデオロギーは、多分、水都の董其昌というキャラに付随するバグというかギャグなので、とりあえず薄目でやり過ごして欲しい。蘇州府と杭州府の探検ストーリーは男女の恋愛をフックにしつつも、それにとどまらない話になってるので。個人的には、史実でのクズofクズ男・董其昌をしれっと恋愛ゲームのプリンスみたく造形しちゃった解釈センスはある意味天才だなと思っている。
@machino_y 出た〜!!「ブロマンス」!
わたしはまだたどり着いてないのですが、李白?とかそこらへんが巨大感情を匂わせてるんですかね?
書き上がったらぜひとも読みたいです 👏
「このジャンルで二次創作してる人がいるの嬉しい! よろしく伝えて!」だそうです(笑)