黒田組若頭 降谷零。
大学に通う赤井秀一が下っ端構成員に絡まれてるのを止めたのがきっかけで知り合う
「大学生のくせに明らかにカタギじゃない人間に噛み付くもんじゃないよ、君」
「何で俺が理不尽に花屋の女に絡んでたアイツらに媚びなきゃならない。アンタこそちゃんと舎弟の躾くらいしろよ」
怯むことなく自分に意見する赤井に興味を持つ降谷
降谷気に入りの大学生がいると聞きつけちょっかいを出しにきた工藤組若頭 工藤新一
「降谷さんに噛みついたんだって?」
「だから…当たり前のことをしただけだ。俺は理不尽に屈するのが嫌いだから」
「面白い、秀一くんだっけ? 俺がきみのこと守ってあげようか。黒田組若衆に目つけられてるんだろ? 降谷さん頼るよりも俺にしたら?」
「…同じようなこと、昨日アメリカ系マフィアのオッサンにも言われた」
「ジェイムズさんにも声掛けられてるんだ?」
「あと眼鏡の堅そうな…」
「…櫻田組の風見さんだな」
シマを取り仕切る黒田組を抑え傘下に入れたい各組が赤井によってたかって声を掛けている状況に、新一は吹き出した。
「秀一くんは誰を選ぶつもり?」
「全員。一人に絞るなんて損だろ?選ばず全員の庇護下にいるのが得策に決まってる」
思わぬ強気な発言でますます皆の興味を惹く赤井に降谷は頭を抱え…みたいなの楽しそう。