包括的性教育などの人権教育の重要性や権威主義・レイプ神話・タレントのモノ化などの根本の問題に繋げるわけでもなく、ただ「誰もが知る大手事務所創設者の激ヤバスキャンダル」としてジャニー喜多川の性暴力(児童虐待)が扱われている場面を見るとものすごく冷めた気持ちになる。
それは己の好奇心を満たすために事件を消費してるだけなんじゃないのかって。
日頃から人権問題について考えている人以外のリアクションを見ていると、大抵はそうやって消費しているだけのように見えてしまう……事務所の高すぎる知名度と影響力のせいで、社会全体を通して他人事感や無神経さをまざまざと見せつけられるのが本当にキツい。
直接の被害者でなくてもこんなにキツいのだから、被害当事者の命と健康が心配になる。