すまない
この子は《たった一人の主》を待っている
なのであなたにお譲りする訳にはいかない
中には強引にそのお人形を手に入れようとする輩もいるのだが、店主は大層腕っぷしが強く、そういう輩はだいたい👮のお縄についている為その少年のお人形はずっと彼の主人を待って居られるのだった
ある日、店主が店を閉めようと扉に掛けられた札を《close》に裏返そうとした時だった「すみません店主《そこに座っている少年》は連れて帰らないのですか?」
と声を掛けられた
その掛けられた声の内容に🪄は驚いた
今まで「その人形を売ってくれ」と言われたことは数あれど『そこに座っている少年』と [参照]