好感度4
カーヴェの分厚い絵日記にリアリティがありすぎる。というか語られる全てにリアルさを感じる。
各キャラクターへのコメントが全部長くて、一人ひとりについて良く考えている彼の性格が見えますね。というか何を話させても長い、おしゃべり大好きなんだろうな。追加された壺会話でも、好きなことになると延々と話してしまうって言ってたのがちょっとかわいかった。んだけど油断するとすぐに暗い話してくるので情緒を保ちにくいです。金がないと尊厳も保てないっていうのが…めちゃくちゃリアルで…お金ってそうなんですよね本当に。辛くなってきた。
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母の再婚が思ったより最近だった。父の死後に心のバランスを失った母を支えて生きてきた分、逆にカーヴェが母という存在をある意味心の拠り所として依存していたせいで「人生が悪くなるきっかけ」の一つになるくらいの孤独感を味あわせたのだろうか。
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「昔のようにアルハイゼンに感謝の言葉も言えないし、思ってても認められない。」
カーヴェがアルハイゼンに「裏切られた」と思うような出来事があったのかなと思った。カーヴェからの好意による何かを踏みにじられたと思うような出来事が…。なんなんだ…。
久々にアルハイゼンのキャラストも一緒に読み直しています。
へぇーミニキャライラストも鏡みたいになってるのか~、ってめちゃくちゃ今更なんだけれど二人が鏡という設定、互いを見れるし同じ方向を向けるけど決して交差することがないっていうこととも読めるよなって思ったらめちゃくちゃグッときちゃった。すごい今更なんだけれども。
カーヴェの動画でも、同じ方向に向かって進んでいるのがアルハイゼンっていうのがメチャクチャ「「「好き」」」
運動会3日目引きずり
理解して欲しいとは思ってないよって言ったアルハイゼンをまだ引きずっているんだけど、この話めちゃくちゃカーヴェの心にフォーカスされてるのは確かなんだけど、やっぱりアルハイゼンにも変化があって、二人の変化のタイミングが噛み合ってこの和解(和解と言っていいのかわからんが)なんだろうな。
だって長年喧嘩して言い合いながら別れも経験してまた喧嘩してを繰り返しているのに、この言い合いについてアルハイゼンがどう思っているのか、つまり彼はカーヴェ自身が気に入らないから喧嘩してるんじゃないんだっていうのを一度さえ伝えたことがないってことだものな。彼のプロフィールを読めば、カーヴェを側においているのは視点を完璧なものにするためって彼らしい超利己主義な動機だろうことは分かるんだけど…それでもカーヴェといることは楽しいんだろうし、カーヴェに誤解(自分はカーヴェが気に入らない)されっぱなしなのは嫌だっていう感情があった(生まれた)のかなって思ったんですけど…これなんかのネタにならんかな…本5万冊くらいこれから出るかないろんなとこから。