件のキノコ雲ミーム、数年前に初めてYTPで見たとき凄くショックを受けて、それ自体もそうだけどそれで笑ってる周囲の欧州人にショックだった。生まれるところが違うと核兵器に対する感覚がこうも違うものか思ったものだけど、それが放置されてネットで育ってきた結果がこれだ。映画の公式スタッフですらすぐに「これはやってはいけないジョーク」ということが分からない。誰かがツイートしているが、これがガス室の煙がピンク色になってバービーがキャッキャしてる絵だったら真っ先に問題になるだろう。戦勝国は戦勝国に都合のいいように歴史教育するし、日本は日本で加害の歴史を隠そうとしているので教育の話ではどっちも大問題なんだけど、それはそうとして。
あまつさえ原爆の父と呼ばれるオッペンハイマーをテーマにした映画公式が、このミームに何の反応も示さないのはもはやそれ自体が核兵器の歴史的事実への無関心、被害者への無関心を物語っていて、この手の作品を作るべきチームではないだろうということは分かった。
レイシストかつフェミニストはいくらでもいるので、バービーもそれなんでしょうね。いやでもせめてゴズリンの印象を壊したくない…なにか言ってくれ頼むから…